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31日から新型コロナをインフルエンザ扱い、2万ウォンを超える検査費は本人負担

31日から新型コロナをインフルエンザ扱い、2万ウォンを超える検査費は本人負担

Posted August. 24, 2023 08:37,   

Updated August. 24, 2023 08:37

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31日から、現行の2級感染症である新型コロナが、インフルエンザのように4級感染症として管理される。現行では無料か、診察料だけを払っていた新型コロナの検査費用は、この日から一部の高危険群を除いては個人が負担しなければならない。インフルエンザの診療を受けるのと同じだ。

疾病管理庁の池榮美(チ・ヨンミ)庁長は23日、中央事故収拾本部で会議を開き、「6月末から増加していた新型コロナの拡大傾向が、最近(4万人台の)減少傾向に転じた」とし、「健康な人にとって、新型コロナの危険度はインフルエンザのレベルに減少し、医療対応能力も十分だという判断により、新型コロナの感染症等級を2級から4級に見直すことにした」と述べた。昨年4月に新型コロナが2級感染症に指定されてから、1年4ヵ月ぶりのことだ。

●陽性の自己検査キットを持って行っても保健所では無料検査を受けられない

現在、一般国民が新型コロナの症状があり、市中の医院に行って専門家用迅速抗原検査(RAT)を受けた時に支払う費用は診察料5100ウォンだ。31日からは、この費用が2万~5万ウォン程度に増える。非給与項目であるため、医療機関ごとに費用が異なるように策定される予定だ。ただ、60歳以上、12歳以上の基礎疾患者および免疫低下者が払わなければならない検査費用は、1万ウォン程度だ。政府が高危険群を保護するため、この費用は引き続き支援することにしたためだ。

病院で遺伝子増幅(PCR)検査を受けることになれば、現在は2万3000ウォンのみの支出で済んだのが、今後は6万ウォンを払わなければならない。ただ、60歳以上、療養病院などの従事者、医療機関への入院予定患者、新型コロナの疑い症状者のうち医師の所見書のある人などは、保健所の選別診療所に行って検査を受ければ無料だ。今は自宅で、自己検査キットで陽性が出た人も、保健所の選別診療所に行けば無料でPCR検査を受けることができるが、31日からは受けられない。

新型コロナの治療剤とワクチンは、現在のように無償支援を維持し続ける。当局は、冬季の流行に備えて治療剤を追加購入する計画だと明らかにした。

●大型病院ではマスク着用を続けるべき

防疫当局は現在、病院級医療機関と入所型感染脆弱施設に残っている屋内でのマスク着用の義務付けは、当分維持することにした。池庁長は、「高齢者と免疫低下者のような高危険群は、依然として保護が必要だ」とし、「今後、防疫状況を見て、専門家の諮問を経て勧告に切り替える時期を発表する計画だ」と説明した。

3年7ヶ月間、毎日感染者全員を集計していた「全数監視」のシステムも変わる。今後は、全国520ヵ所余りの標本医療機関で感染者が発生した時、防疫当局に申告し、これを通じて流行状況を分析する計画だ。嘉泉(カチョン)大学医学部予防医学科のチョン・ジェフン教授は、「海外諸国も、全数監視から標本監視に切り替えている状況だ」とし、「標本監視を通じても、全体的な感染規模や流行の様子を予測するには無理がないと見られる」と述べた。


キム・ソヨン記者 ksy@donga.com