
BTS(防弾少年団)のソウル鍾路(チョンノ)区光化門(クァンファムン)広場公演まで約2週間に迫る中、会場周辺には安全フェンスのない換気口や破損した歩道ブロックなど危険要因があることが分かった。警察とソウル市によると、21日の公演には約26万人の観客が集まると予想されており、事故防止のため施設点検が必要だとの指摘が出ている。
4日、光化門広場や市庁前のソウル広場一帯では、接近防止設備のないまま露出した換気口が少なくとも5カ所確あることが認された。「転落の危険があります。上らないでください」といった案内文が貼られているが、高さは約1メートルに過ぎず、成人なら簡単に上がれる構造だった。フェンスが設置された換気口も多くは腰の高さで、簡単に乗り越えられる状態だった。
こうした換気口は、教保(キョボ)生命本社前やソウル地下鉄5号線・光化門駅4番出口前など、メインステージに近いため警察が雑踏事故の危険地域に分類した区域にもあった。多くの観客が視界確保のため同時に上がれば、ふたが崩落する危険性が高い。実際、2014年に16人が死亡した京畿道城南市板橋(キョンギド・ソンナムシ・パンギョ)で起きた換気口転落事故も、ガールズグループの公演中に観客27人が換気口の上に集まったことが原因で発生した。
転落の危険は地下車道付近でも確認された。大韓民国歴史博物館と隣り合っている政府ソウル庁舎に続く地下車道には、歩行者の転落を防ぐため胸の高さの手すりが設置されているが、容易に踏み越えられる高さだった。観客が上ったり寄りかかったりすれば、車道へ転落する恐れがある。このほか、歩道ブロックがゆがんだり、車道のアスファルトが割れたりしている場所も各所で見られた。
これを受け、警察は16日から事故につながる恐れがある施設などを点検し補強するとともに、会場周辺を雑踏危険度に応じて4区域に細分化して対応する方針だ。警察関係者は「国内外の事故の事例を総合的に検討し、危険施設への接近制限などを実施する」と説明した。行政安全部も11日、ソウル市や文化体育観光部など関係機関ごとの対策を点検する安全管理対策会議を開く予定だ。
チョン・ジョンヒョン記者 punch@donga.com






