女子ゴルフで歴代最長の163週間、世界ランキング1位の座を守った高眞榮(コ・ジンヨン、写真)が2位に後退した。先週8位だった金孝周(キム・ヒョジュ)も11位となり世界ランキングトップ10には高眞榮だけが残った。
先月31日に発表された女子ゴルフ世界ランキングで、高眞榮はランキングポイント7.54点で2位になった。先週2位だったネリー・コルダ(米国)が7.75点で高眞榮に0.21点リードの1位に上がった。同日、フランスのエビアン・レバンで終わった米女子ツアー(LPGA)のメジャー戦「アムンディ・エビアン選手権」でコルダが9位タイ、高眞榮は20位タイとなり、両選手の順位が変わった。エビアン選手権で優勝したセリーヌ・ブティエ(フランス)が15位から4位と11ランクも順位を上げた。3位はリディア・ゴー(ニュージーランド)、5位はイン・ルオニン(中国)でランキングは変わらなかった。
韓国女子ゴルフは来年の2024パリ五輪出場権を心配しなければならない状況になった。男女それぞれ60人が参加するパリ五輪ゴルフには、一国当たり男女2人ずつが出場できる。ただ、世界ランキング15位までは最大4人が出場できる。韓国女子ゴルフは2016年リオデジャネイロ五輪と2021年東京五輪にそれぞれ4選手が出場した。しかし、現在のランキングならパリ五輪には高眞榮と金孝周の2人だけが出場できる。田仁智(チョン・インジ)が22位、申智愛(シン・ジエ)25位、パク・ミンジ27位、チェ・ヘジンが30位だ。パリ五輪出場権は来年6月24日のランキングを基準に付与される。
高眞榮は3日から4日間、済州(チェジュ)市のブラックストーン済州(パー72)で開かれる韓国女子プロゴルフ(KLPGA)ツアー「三多水(サムダス)マスターズ」に出場する。高眞榮が国内で開かれる大会に出場するのは、KLPGAがローカルパートナーとして参加した2021年10月のLPGAツアーのBMW女子選手権以来22ヵ月ぶり。高眞榮は2021年大会で優勝したが、これは韓国人選手のLPGAツアー通算200勝目となった。高眞榮は、「久しぶりのKLPGAツアーに参戦することだけでも特別な気持ちだ。何よりファンの皆さんに直接会えるので、とてもわくわくして幸せだ」と話した。
李憲宰 uni@donga.com