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ソウルのチョンセ価格が2年間で8%下落、進む逆チョンセに懸念の声

ソウルのチョンセ価格が2年間で8%下落、進む逆チョンセに懸念の声

Posted July. 03, 2023 08:28,   

Updated July. 03, 2023 08:28

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今年下半期(7~12月)に逆チョンセ難(チョンセ契約の供給が需要を上回り、チョンセ価格が下落し、家主が困難になる状況)が進む可能性が高いと懸念する声が強まっている中、松坡(ソンパ)区などソウルの一部地域のチョンセ価格が、以前の最高価格に比べて20%近く下落したことが明らかになった。

2日、「不動産R114」が国土交通部の実取引価格資料を分析したところによると、今年6月に契約が結ばれたソウルの住宅(マンション、ビラーなど)のチョンセ保証金の平均は1軒当たり6億513万ウォンで、2年前同月(6億5777万ウォン)より5264万ウォン(マイナス8.00%)下落した。チョンセ保証金が最高を記録した昨年2月(6億9139万ウォン)と比べると8626万ウォン(マイナス12.47%)が下落した。

区別で見ると、ソウル25区のうち16区のチョンセ価格が以前の最高価格より10%以上下落した。特に、松坡区の先月のチョンセ保証金の平均は7億7052万ウォンで、2年前の同月(9億3221万ウォン)より17.3%(1億6169万ウォン)下落した。最高を記録した昨年2月(9億5800万ウォン)と比べると、下落額は1億8748万ウォン(マイナス19.57%)に達する。

実際、松坡ヘリオシティの専用面積84平方メートル(㎡)のチョンセ相場は昨年初めに11億~12億ウォン台だったが、現在は9億~10億ウォン台で形成されている。20%ほど下落しているのだ。冠岳区(クァンアック=マイナス17.08%)と江東区(カンドング=マイナス16.47%)、中区(チュング=マイナス15.81%)、広津ク(クァンジング=マイナス14.97%)、銅雀区(トンジャック=マイナス14.57%)などのチョンセ価格下落率も高かった。

昨年2月にソウルのチョンセ価格が頭打ちしたことを考慮すれば、当時結ばれた契約が終了する来年2月までチョンセ価格の下落は続きそうだ。不動産R114のユン・ジヘ首席研究員は、「年末までに市場状況が変わるほどの要因がなく、チョンセ保証金は現在の相場で推移するか、さらに下がりそうだ」と話した。


ソン・ジンホ記者 jino@donga.com