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メッシが米MLSマイアミ加入を決定、「私の決定はお金と関係ない」

メッシが米MLSマイアミ加入を決定、「私の決定はお金と関係ない」

Posted June. 09, 2023 08:28,   

Updated June. 09, 2023 08:28

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「サッカーの神様」リオネル・メッシ(36)の選択は米国だった。メッシは8日、スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」とのインタビューで、「米メジャーリーグ・サッカー(MLS)のインターマイアミに加入することにした。移籍過程を100%終えたわけではないが、合意は終えた」と明らかにした。2018年に創設されたインターマイアミは、イングランド元代表のデビッド・ベッカム氏(左下の写真)が共同オーナー兼会長を務めている。MLSも同日、「メッシが今夏にマイアミに合流する意思を明らかにしたことを嬉しく思う。最も偉大な選手の一人をMLSで歓迎できることを期待している」とコメントした。

2004年にバルセロナ(スペイン)でプロデビューを果たしたメッシは、2021年まで一貫してバルセロナでプレーした。バルセロナが財政難で2021年8月に決別を宣言すると、メッシは同年パリ・サンジェルマン(フランス)と2年契約を結んだ。今季を最後に自由契約選手(FA)になったメッシの新天地をめぐってバルセロナへの復帰と、サウジアラビアリーグ進出の可能性が取り沙汰された。

サウジリーグのアル・ヒラルはメッシに4億ユーロ(約5595億ウォン)の年俸をオファーしたという。これは今年1月、サウジのアル・ナスルに移籍したクリスティアーノ・ロナウドの年俸の2倍水準だ。メッシは「私がお金を考えたのならサウジや他のところに行っただろう」とし、「私の決定はお金とは大きな関係がない」と話した。

メッシの父親でエージェントでもあるホルヘ・メッシ氏が6日、バルセロナのジョアン・ラポルタ会長の自宅に入る場面が公開され、メッシのバルセロナ行きが有力視された。当時、ホルヘ氏は「息子がバルセロナに戻りたがっている」と話した。しかし、バルセロナはメッシを獲得できる財政状況ではなかった。メッシは、「私にとって欧州のクラブはバルセロナしかない。バルセロナに戻りたい気持ちが大きかった」とし「しかし(私を獲得するためには)選手たちを送り出して、彼らの年俸を減らさなければならないという話を聞いた。私はそのようなことを望んでいなかった」と打ち明けた。その上で「いつになるか分からないが、再びバルセロナに戻ってチームに寄与したい」と付け加えた。

2年前、バルセロナを退団して涙の記者会見をしたメッシは、「誰かに背中を押されて、あの時のような状況を作りたくなかった。他人の選択を待つより、自分の未来を自分で決めたかった」と言い、「今が米国に行って、また別の方法でサッカーを楽しみながら過ごせる時期だと思った」と話した。バルセロナは同日、公式ホームページを通じて「新しい舞台に立つメッシの幸運を祈る」とコメントした。

マイアミはメッシに5000万ユーロ(約700億ウォン)の年俸を提示したという。アル・ヒラルが提示した年俸の8分の1水準だ。スポーツメディア「ジ・アスラティック」などによると、メッシは年俸の他にもMLSスポンサー企業であるアップルとアディダスなど多国籍企業の支援に魅力を感じたものと見られる。アップルは動画配信サービス(OTT)であるアップルTV+を通じて今季から10年間MLS試合を中継するが、メッシが中継収益の一部を受け取る予定だ。2017年からメッシを一生支援することにしたアディダスも、MLSを通じて得た収益をメッシと共有すると提案した。

メッシの米国行きにMLSファンの反応は熱い。米メディア「フォーブス」は同日、「マイアミ大会のチケット価格が暴騰した。メッシがMLSに初めて出場すると予想される試合のチケット価格は中古取引市場で最大1000%上がった」と報道した。


金培中 wanted@donga.com