マンチェスター・シティ（マンＣ）が座ってイングランド・プレミアリーグ３連覇を達成し、トレブル（３冠）に向けて最初のボタンをかけた。
マンＣは２１日に試合がなかったが、今季プレミアリーグ優勝を確定した。２位のアーセナルが同日、ノッティンガム戦で０－１で敗れ、勝ち点８１に止まったからだ。アーセナルが残り１試合を勝っても、同日までに勝ち点８５のマンＣを越えることはできない。これでマンＣは３シーズン連続で、通算７度目のリーグ優勝を果たした。１９９２年に創設されたプレミアリーグの歴史で３連覇はマンチェスター・ユナイテッド（マンＵ＝２００６～２００７、２００７～２００８、２００８～２００９シーズン）に続きマンＣが２番目だ。マンＣは２０１７～２０１８シーズンから６シーズン間で５度も頂点に立ち、プレミアリーグ最強のクラブであることを改めて証明した。
マンＣのリーグ３連覇を報じたＢＢＣは、マンＣのことを、暴走に歯止めがかからない大型トラックに例えた。マンＣはイングランドサッカー協会（ＦＡ）カップと欧州チャンピオンズリーグ（ＣＬ）決勝にも進出している。来月３日、マンＵとＦＡカップ優勝を争う。インテル・ミラノ（イタリア）と対戦するＣＬ決勝は来月１１日に行われる。
チーム練習場でテレビで試合を見守ていたマンＣの選手たちは、アーセナルの敗北で優勝が決まると、抱き合って喜んだ。ジョゼップ・グアルディオラ監督は５本の指を広げて見せた。２０１６年にマンＣ監督に就任しペップ氏にとっては監督就任後５度目のリーグ優勝だ。主将のイルカイ・ギュンドアンは「世界で最も競争的なリーグであるプレミアリーグの３連覇はとても特別だ。絶対忘れられないシーズンだ」と話した。
１９年ぶりのリーグ優勝を狙っていたアーセナルは、２位でシーズンを終えることになった。アーセナルはプレミアリーグ史上１シーズン最長の２４８日間、１位の座にとどまったが、マンＣに王座を明け渡した。アーセナルのミケル・アルテタ監督は、「本当に悲しい。マンＣと１０ヵ月半競争しながら９ヵ月以上首位に立っていたが、今日敗れて優勝を逃した」とし、「これから癒さなければならない。大変苦しいことになるだろう」と話した。アーセナルは２００３～２００４シーズンが最後の優勝だ。当時２６勝１２分けの成績で首位に立ったが、プレミアリーグ史上唯一の無敗優勝だった。
孫興民（ソン・フンミン）が所属するトッテナム・ホットスパーは来季、ＵＥＦＡ主催のクラブ対抗戦３大会のうち最も低いレベルであるユーロパカンファレンスリーグ進出も微妙になった。トッテナムは２０日、ブレントフォードに１－３で敗れた。勝ち点５７にとどまったトッテナムは１試合を残した２１日現在８位だ。同じく残り１試合の７位アストン・ヴィラ（勝ち点５８）に勝ち点で「１」をリードされている。今季プレミアリーグではリーグ７位が来季のユーロパカンファレンスリーグプレーオフ出場権を得る。
黄喜燦（ファン・ヒチャン＝ウルバーハンプトン）は２０日、エヴァートン戦で今季リーグ３点目を決めた。両チームは１－１で引き分けた。
金培中 wanted@donga.com
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