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韓国の福島処理水視察団あす訪日、処理状況を点検

韓国の福島処理水視察団あす訪日、処理状況を点検

Posted May. 20, 2023 08:22,   

Updated May. 20, 2023 08:22

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政府が21日から6日間、東京電力福島第1原子力発電所の汚染水処理の実態を確認するため、21人の専門家視察団を派遣する。視察団は2日間の福島原発の現場点検を含め、日本の関係機関や技術会議、質疑応答などを通じて汚染水処理の実態を点検する。

朴購然(パク・クヨン)国務調整室国務第1次長は19日の記者会見で、「日本の汚染水の浄化および放流施設全般の運営状況と放射性物質の分析能力などを確認し、国民の健康と安全のために必要な措置を設ける計画だ」と明らかにした。ユ・グクヒ原子力安全委員会委員長が団長を務める視察団は、韓国原子力安全技術院(KINS)の原子力施設及び放射線の専門家19人と韓国海洋科学技術院(KIOST)の海洋環境放射能の専門家1人で構成された。朴氏は、視察団の構成について「業務の専門性、持続性を考慮した」と説明した。ただし、民間の専門家は今回の視察団に含まれていない。政府は今後、民間の専門家を含む10人前後の諮問グループを別途に構成する計画だ。

視察団は22日に東京電力、経済産業省、原子力規制委員会など日本の関係機関と技術会議及び質疑応答を行い、23日から24日まで福島第1原発の汚染水管理の実態を確認する予定だ。25日には、このような現場点検内容をもとに日本の関係機関と放射線環境影響評価、タンク汚染水の分析値などを議論する見通しだ。朴氏は、「放射能被ばくの恐れがある一部の施設を除いて、韓国側の(視察)要請を(日本が)ほぼすべて受け入れた」と話した。

ユ氏は記者会見で、「汚染水が発生し、浄化され、精留され、集められ、希釈され、海に出る一連の過程を全体的に確認する」とし、「多核種除去設備(ALPS)を最も集中的かつ重点的に見る計画だ」と述べた。ALPSはトリチウムを除く放射線物質を除去する核心施設。

政府の視察団派遣に野党は強く反発した。最大野党「共に民主党」は、「日本に汚染水放出のお墨付きを与えるために見学団を送るのではなく、国民の生命と安全を重要に考えなければならない」と主張した。


申나리 journari@donga.com