共に民主党「議員総会決議」に「金南局議員の倫理委提訴はなぜ外された？」と党内で反発の声

最大野党「共に民主党」執行部が１４日の「刷新議員総会」後に発表した決議文をめぐって、１５日にも議論が続いた。特に議員の間では、最終決議文で金南局（キム・ナムグク）議員を６０億ウォン相当のコイン疑惑に関連して国会倫理特別委員会への提訴を推進するという内容が抜けたことをめぐって反発が噴出した。すでに離党した金氏を調査した後、懲戒に処すという執行部の方針は実効性がないため、倫理委への提訴などより強い措置を取るべきだということだ。

同党議員たちが集まるテレグラムのチャットルームで、ある首都圏地域の議員が１５日、「なぜ倫理委への提訴が決議文から外されたのか」と質問すると、朴洸瑥（パク・グァンオン）院内代表は、「追加で議論する」という趣旨の回答をしたという。倫理特委は、国会議員の懲戒の有無と程度を審査し、国会本会議に上程して処理する。与党「国民の力」が８日、金氏を倫理委に提訴したため、民主党が同意すれば懲戒手続きを開始できる。

民主党の朴用鎮（パク・ヨンジン）議員も同日午前、ＣＢＳラジオ番組で「倫理委への提訴を決議文の最初の項目に入れると思ったが、外された」とし、「倫理特別委委員長が『共に民主党』所属の卞在一（ピョン・ジェイル）議員なので、早急に招集して金氏の件だけを処理しようという話まで出たが、決議文では金氏の名前が全くなかった」と指摘した。

同日午前、国会で開かれた最高委員会でも決議案に倫理委提訴案が抜け落ちた点が話題になった。宋甲錫（ソン・ガプソク）最高委員は同日、冒頭発言で、「国民が見るにはまだ不十分だ」と指摘したのに続き、非公開になった後には「なぜ倫理委への提訴が決議文から外されたのか」と指摘したという。権七勝（クォン・チルスン）首席報道担当は最高委後に記者団に対して、「最高委内部で（提訴に）慎重でなければならないという意見もあった」とし、「さらに議論する予定」と述べた。

民主党の真相調査団と倫理監察団が金氏に対する調査を続けることにしたが、無所属になった金氏に対する調査と懲戒を続ける根拠がなく、実効性のある調査や懲戒は不可能になったという指摘も出ている。党執行部の関係者も、「資料提出を強制できないため、金氏の『善意』にのみ期待しなければならない状況だ」と吐露した。


朴訓祥 tigermask@donga.com