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男子柔道イ・ハリム、五輪金を破り世界選手権銅メダル

男子柔道イ・ハリム、五輪金を破り世界選手権銅メダル

Posted May. 09, 2023 08:44,   

Updated May. 09, 2023 08:44

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韓国男子柔道軽量級の看板選手、イ・ハリム(26)が2年前の東京五輪金メダリストの高藤直寿(30)を破り、世界選手権の表彰台に立った。

イ・ハリムは8日、カタール・ドーハで行われた国際柔道連盟(IJF)世界選手権男子60キロ級銅メダル決定戦で、高藤を延長勝負の末に抑えて韓国選手団に大会初メダルをもたらした。2015年ジュニア世界選手権で銀メダルを取ったイ・ハリムがシニア世界選手権で獲得した初のメダルでもある。

イ・ハリムは準々決勝でヨール・フェルストラーテン(26=ベルギー)に一本負けし、敗者復活戦に追い込まれた。敗者復活戦でユネス・サディキ(26=モロッコ)に背負投げで一本勝ちしたイ・ハリムは銅メダルをめぐって高藤と対戦した。2021年東京五輪金メダリストの高藤は、世界選手権でも4度(2013、2017、2018、2022年)も頂点に立った同階級の最強者だ。

イ・ハリムと高藤は試合開始2分11秒が過ぎて「指導」を1つずつ受けた。高藤が2分57秒に2度目の「指導」を受けたが、正規時間4分以内に勝負はつかなかった。延長戦1分24秒に高藤が3度目の「指導」を受け、イ・ハリムが反則勝ちを収めた。IFJホームページは「イ・ハリムが戦術的な勝利で銅メダルを獲得し、高藤を5位に押し出した」と説明した。銅メダル決定戦は2試合が行われるが、勝者2人は銅メダルを獲得し、敗者2人は5位タイになる。現在60キロ級世界ランキング3位のイ・ハリムは今大会銅メダルでランキングポイント1000点を獲得した。

昨年12月のワールドマスターズ・エルサレムで金メダルを、今年2月のグランドスラム・パリで銅メダルを獲得したイ・ハリムは、今回の世界選手権入賞で9月に開かれる杭州アジア大会と2024年パリ五輪でのメダル獲得への期待を高めた。


姜泓求 windup@donga.com