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メーデー控え工事現場で2人が墜落し死亡

メーデー控え工事現場で2人が墜落し死亡

Posted May. 01, 2023 08:59,   

Updated May. 01, 2023 08:59

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メーデー(1日)を2日後に控えた先月29日、京畿道驪州市加南邑(キョンギド・ヨジュシ・カナムウプ)の物流センターの新築工事現場で、タワークレーンの安全点検をしていた作業員2人が30メートル下に転落して死亡した。政府は、重大災害処罰法の適用可否を検討している。

30日、京畿道消防災害本部と警察などによると、前日午前7時7分頃、クレーン点検会社所属のA氏など50代の作業者2人が地上に転落した。通報を受けて5分後に救急隊が到着したが、すでに心停止状態であり、病院移送後に死亡判定を受けた。

2人の作業者は、タワークレーンの高さを調節するリフト装置でタワークレーンの安全点検をしていたところだった。ところが、10階の高さからリフト装置が墜落し、2人も一緒に落ちた。A氏らは、墜落防止用の安全リングをリフト装置と連結したが、装置が丸ごと墜落したため、事故を防げなかったという。

該当タワークレーンは事故前日、韓国産業安全保健公団の定期検査で問題が発見されたにもかかわらず、作業を強行したという。警察の関係者は、「正確な事故経緯と共に、事故当時の安全ルールなどがきちんと守られたか調査している」と話した。

該当工事現場は、工事費が418億ウォン規模で重大災害法の適用対象だ。雇用労働部は、死亡した作業者は点検会社の職員であるだけに、元請け会社である施工会社側の責任を問い詰めた後、重大災害法の適用可否を決める予定だ。


チョ・ヨンダル記者 dalsarang@donga.com