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「共に民主党」党員の間でも分裂、「李在明辞任」vs「代議員廃止」

「共に民主党」党員の間でも分裂、「李在明辞任」vs「代議員廃止」

Posted April. 20, 2023 08:22,   

Updated April. 20, 2023 08:22

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「李在明(イ・ジェミョン)代表と指導部、最高委員は全員辞任し、直ちに非常対策委員会を構成せよ」(非李在明支持者)

「党の旧態依然とした代議員制度を完全に廃止すべきだ」(李在明支持者)

最大野党「共に民主党」の2021年全党大会での「現金入り封筒疑惑」をめぐり、党員たちも分裂している。親文(親文在寅)をはじめとする「非明(非李在明)」系支持層は、李氏ら指導部の生ぬるい対応を問題視し、「指導部総辞職」を要求している。一方、「改革の娘」など強硬な「親明(親李在明)」支持層は、「金を受け取った代議員が問題」とし、代議員制度の廃止を求めた。

19日、同党の権利党員の掲示板などによると、非明系支持層は、李氏が今回の事態を収拾するには「不適格」であることを集中的に問題視している。ある党員は、「(李氏は)大庄洞(テジャンドン)事件で裁判中の当事者だ」とし、「今回の現金入り封筒事件の処理を党代表としてどう処理するのか、辞任が正解だ」と書いた。

21年の全党大会後に浮上した李氏と宋永吉(ソン・ヨンギル)前代表間の「李心宋心(李氏と宋氏の政治的共生)」も再燃している。ある権利党員は、「宋氏から仁川桂陽(インチョン・ケヤン)の選挙区を引き継いだ李氏が、果たして宋氏を冷たく追い出すことができるだろうか」と話した。宋氏は21年の全党大会で当選した後、大統領選で李氏に接近したという理由で、当時ライバル候補だった李洛淵(イ・ナクヨン)元代表側の支持層から激しい批判を受けてきた。

これに対し、李氏の支持者らは、今回の事態の根本的な原因を代議員制度のせいにし、代議員廃止を主張している。前日、党の請願掲示板に掲載された「民主党の旧態依然とした代議員制度の完全廃止を求める」という請願文には、1日で1万5千人以上が同意した。この請願を投稿した党員は、「党員中心のクリーンで公正な民主党に生まれ変わらなければならない」と書いた。これまで民主党内で「権利党員の権限を代議員より拡大してほしい」という親明支持層の主張をめぐって対立が続いてきたが、今回の事態で論争が再燃する様相だ。李氏のファンカフェなどには、請願に同意するよう呼びかける書き込みも多数掲載された。ある支持者は、「1週間で10万人の同意を得よう」と呼びかけ、「反改革民主党議員に警鐘を鳴らす必要がある」と書き込んだ。別の支持者も、「党員が直接民主主義をしなければならない」と主張した。

野党関係者は、「前回の全党大会と大統領選挙の過程で蓄積された党内の葛藤が支持層間の分裂に拡大している」とし、「逮捕同意案の採決後、極限に達した『スイカ』葛藤が今回の事態で再燃するムードだ」と懸念を示した。


黃聖皓 hsh0330@donga.com