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北朝鮮警備艇っが西海NLL侵犯、韓国軍の警告射撃で退却

北朝鮮警備艇っが西海NLL侵犯、韓国軍の警告射撃で退却

Posted April. 17, 2023 08:47,   

Updated April. 17, 2023 08:47

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北朝鮮の警備艇が15日、韓国軍の警告放送にもかかわらず、白翎島(ペクリョンド)付近の西海(ソへ・黄海)北方限界線(NLL)を侵犯し、警告射撃を受けて退却した。尹錫悦(ユン・ソクヨル)政府発足後、北朝鮮の警備艇が西海NLLを越えたのは初めて。

南北共同連絡事務所と軍通信線を一方的に遮断した北朝鮮が、固体燃料エンジンの大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星(ファソン)18」の挑発に続き、韓国軍の警戒態勢を探り、西海NLL付近の緊張を高めようとした可能性が指摘される。

16日、合同参謀本部によると、15日午前11時頃、白翎島の北東4~5キロの海上で北朝鮮の警備艇1隻が西海NLLを侵犯した。韓国軍のチャムスリ級高速艇は、NLLに南下する北朝鮮の警備艇に10回ほど警告放送をしたが、それでも北朝鮮の警備艇がNLLを越えてくると、40ミリ機関砲10発で警告射撃を行った。軍関係者は、「警告射撃直後、北朝鮮の警備艇はすぐに退却した」と話した。軍は、中国漁船の取り締まりの過程で偶発的に侵犯した可能性とともに、局地的な挑発を狙った意図的な越境の可能性も排除していない。


尹相虎 ysh1005@donga.com