ビル・ゲイツ氏が来月３日来韓、「炭素中立セミナー」での演説へ

マイクロソフト（ＭＳ）創業者兼ビルアンドメリンダ・ゲイツ財団共同理事長のビル・ゲイツ（写真）氏が来月、韓国を訪れる見通しだ。大韓商工会議所の崔泰源（チェ・テウォン）会長（ＳＫグループ会長）らと会い、炭素中立協力案について話し合うものと予想される。

財界によると、大韓商工会議所は来月３～４日に開かれる「炭素中立国際セミナー」に、ゲイツ理事長の講演者としての出席を要請した。ゲイツ理事長の出席の可能性は非常に高いという。

昨年、大韓商工会議所は４回にわたって韓国国内企業の炭素中立の実態について聞く「炭素中立セミナー」を開催した。今回は、先のセミナーで出た建議事項と研究などを集大成して発表し、多様な海外企業も参加する場になる予定だ。

ゲイツ理事長と崔会長の「炭素中立」をめぐる縁は格別だ。昨年、ＳＫ(株)とＳＫイノベーションは、ゲイツ理事長が２００８年に設立した米国の小型モジュール原資料(ＳＭＲ)の設計企業テラパワーに、２億５０００万ドル(約３３００億ウォン)を投資した。２０２１年、崔会長は、「炭素中立は達成できる」というゲイツ理事長の主張に支持意思を明らかにしたこともある。

来月の来韓が確定すれば、尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領と三星（サムスン）電子の李在鎔（イ・ジェヨン）会長など、政財界関係者らと会合する可能性も予想されている。ゲイツ理事長は昨年８月の来韓時も、尹大統領や崔会長、李会長らと会って炭素中立やワクチンなどの協力案について話し合ったことがある。


具特敎 kootg@donga.com