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米下院議長「台湾への武器売却を増やす」、中国が反発

米下院議長「台湾への武器売却を増やす」、中国が反発

Posted April. 07, 2023 08:19,   

Updated April. 07, 2023 08:19

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訪米中の台湾の蔡英文総統が5日(現地時間)、カリフォルニア州シミバレーにある「ロナルド・レーガン大統領図書館」で、米大統領の権限継承順位2位のケビン・マッカーシー下院議長に会った。台湾の総統が米本土で下院議長に会うのは、米国が中国と国交を樹立して台湾と断交した1979年以来44年ぶり。中国は強く反発し、「断固として強力な措置を取る。台湾を利用して中国をコントロールしようとすれば(以台制華)、自ら放った火で焼かれることになる(引火焼身)」と警告した。

マッカーシー氏は会談で、「台湾への武器売却が適時になされなければならない」と述べ、武器売却を増やし、時期も早めることを明らかにした。蔡氏も、「台湾と米国は共にすることでより強くなる」と述べ、「徳は孤ならず必ず隣あり(徳不孤必有隣)」という論語の言葉を述べた。会談には、与党民主党と野党共和党の十数人の議員も同席し、台湾に対する米社会の超党派の支持を示した。

中国は、外務省、国防省、国務院台湾事務弁公室、全国人民代表大会(全人代)外事委員会、駐米中国大使館の5機関が同時に声明を発表し、激しく反発した。特に、昨年8月のナンシー・ペロシ米下院議長の台湾訪問時と同様、台湾に対する軍事的脅威を強化した。人民解放軍は5日、空母「山東」を台湾東部から370キロ離れた場所に配備した。


ワシントン=ムン・ビョンギ特派員 北京=キム・ギヨン特派員 weappon@donga.com