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ドイツ半導体のビッグ4が一堂に、「AI・電気自動車に拍車」

ドイツ半導体のビッグ4が一堂に、「AI・電気自動車に拍車」

Posted April. 03, 2023 08:50,   

Updated April. 03, 2023 08:50

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先月27日(現地時間)、ドイツ東部ザクセン州ドレスデンの半導体産業団地「シリコンザクソニー」の郊外。

ドイツ最大手の半導体企業インフィニオンテクノロジーズの半導体生産施設前の空き地は、土を掘り出して積む掘削機とトラックなどの重機の轟音でいっぱいだった。同社のディアナ・カセラ広報マネージャーは、「300ミリ・ウェハー(半導体基板)のクリーンルームは、2026年秋から稼動する計画だ」と話した。国家重要産業である電気自動車用半導体の生産基地であるためか、空き地を鉄条網が取り囲んでおり、あちこちに防犯カメラが設置されているなど、厳重な警戒も目に入った。

グローバル先端半導体のサプライチェーンの主導権をめぐって、米国や韓国、台湾、日本、中国が激しい戦いを繰り広げている中、欧州で生産される半導体3つに1つを生産するシリコンザクソニ-でも大規模な投資が続いている。

工事現場には、3年後、サッカー場3つの広さ(2万平方メートル)の規模のクリーンルームが追加で建設される。既存の生産施設(約4万平方メートル)が1.5倍に増える。車両用半導体グローバル1位のインフィニオンは、クリーンルームの増設に創業以来最大規模の50億ユーロ(約7兆ウォン)を投入している。ボッシュも今年、生産施設の増設に1億ユーロ(約1400億ウォン)を投入することにした。ザクセン経済開発公社のアルミン・レース情報通信技術(ICT)責任者は、「欧州連合(EU)が、加盟国の投資企業に大規模な支援金を与える『ヨーロッパ半導体法』の方針を明らかにした後、グローバル企業の投資の問い合わせが増えている」と話した。

「地球で最も革新的な1平方マイル」というニックネームで有名な米ボストンのマサチューセッツ工科大学(MIT)の隣のケンドールスクエアのバイオテッククラスターには、最近、グローバルバイオ企業の足が続いている。世界上位10位内のバイオ製薬会社のうち9社がここに研究開発(R&D)センターを構えている。韓美薬品やLG化学などの韓国国内企業もボストンに拠点を設ける傾向にある。

このように技術先進国は、毎年数十兆ウォンの付加価値を創出する先端産業団地がグローバル技術戦争の前進基地になるという確信を持って、それぞれ先端産業の生態系の造成に力を入れている。


趙은아 achim@donga.com