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LGエネとホンダが米国にバッテリー合弁工場

LGエネとホンダが米国にバッテリー合弁工場

Posted March. 02, 2023 08:22,   

Updated March. 02, 2023 08:22

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LGエネルギーソリューションと日本ホンダの合弁法人(JV)の工場が、鍬入れを行った。韓国のバッテリーメーカーと日本の自動車メーカーとの初めての協力事例となる。工場は、来年末の完成と2025年末の量産が目標だ。

LGエネルギーソリューションは1日、先月28日(現地時間)、米オハイオ州ペイエット郡ジェファーソンビルの近くで、JVの起工式を行ったと発表した。

総投資金44億ドル(約5兆8300億ウォン)が投入される新規工場は、18万600平方メートル規模で建設される。生産品目は、ポーチ型バッテリーセルとモジュールだ。年間生産能力は40GWh(ギガワット時)の規模で、これは高性能電気自動車50万台を生産できる規模だ。この工場で生産したバッテリーは、北米ホンダ工場に独占供給され、ホンダとホンダのプレミアムブランド・アキュラの電気自動車モデルに搭載される予定だ。ホンダは、昨年から米オハイオ州に位置する自動車生産ラインを電気自動車生産ラインに転換している。

北米市場を中心に、自動車メーカーとバッテリーメーカーのパートナーの多角化の動きが現れている状況で、韓国のバッテリー企業と日本の自動車メーカーが手を組んだのはLGとホンダが初めてだ。双方は昨年8月、北米市場の攻略のために電気自動車の生産拡大およびバッテリーの適時供給が必要だとして意見を集め、米国内のJV工場の建設に合意し、今年1月に法人設立を終えた。米政府のインフレ削減法(IRA)の発効などに合わせて、安定的な現地でのバッテリー生産ラインが必要だったためだ。

双方が共同で設立した「L-Hバッテリーカンパニー」(仮称)は、LGエネルギーソリューションが持分51%、ホンダが49%を確保する計画だ。初代最高経営者(CEO)は、LGエネルギーソリューション北米地域総括のイ・ヒョクジェ副社長が兼任する。最高運営責任者(COO)は、エンジンを供給するホンダ・オハイオ・アナ工場のリーダー出身のリック・リーグルが務める。

今回のJVを通じて、LGエネルギーソリューションとホンダは、北米における生産能力をさらに高めることができるようになった。LGエネルギーソリューションは、米ミシガン州で独自の工場を稼動しており、米ゼネラルモーターズ(GM)とJV工場の3ヵ所を建設中、もしくは既に稼働中だ。カナダでは、ステランティスとJVを構築している。ホンダは現在、米国に自動車生産・部品工場12ヵ所を運営している。

この日の起工式には、イCEOとリーグルCOOなど、L-Hバッテリーカンパニーの経営陣だけでなく、LGエネルギーソリューションのキム・ドンミョン社長、本田の三部敏宏社長、マイク・デワイン・オハイオ州知事などが出席した。


ホン・ソクホ記者 will@donga.com