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李在鎔三星会長が水原事業場で「夢のバッテリー」生産ラインを点検

李在鎔三星会長が水原事業場で「夢のバッテリー」生産ラインを点検

Posted February. 28, 2023 08:09,   

Updated February. 28, 2023 08:09

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三星(サムスン)電子の李在鎔(イ・ジェヨン)会長(写真)は三星SDI水原(スウォン)事業所を訪れ、「夢のバッテリー」と呼ばれる全固体バッテリーのパイロット(試験生産)ラインを点検した。三星SDIの全固体バッテリーのパイロットラインは、今年上半期(1~6月)中の完成を控えている。

27日、財界によると、李会長は同日、京畿道(キョンギド)水原市の三星SDI事業所を訪れ、崔輪鎬(チェ・ユンホ)三星SDI社長などの経営陣と全固体バッテリーのパイロットラインの「Sライン」を視察した。続いて三星SDIの器興(キフン)事業所に移動し、20~30代の職員らと懇談会を開いた。

全固体電池とは、電解質を液体ではなく不燃性固体で作ったバッテリーだ。火災の危険がなく、エネルギーの密度が高く、未来の電気自動車バッテリー市場をリードする夢のバッテリーと呼ばれる。現在まで世界的に量産に成功したところはない。

三星SDIは昨年3月、Sラインを着工した。三星SDIのソン・ミカエル中大型電池事業部副社長は、1月の業績発表のカンファレンスコールで、「今年上半期中にラインの完成を終え、下半期に小型サンプルセルを製作して、性能・素材・部品・工法テストを本格的に行う予定だ」と述べた。

李会長の事業所の現場訪問は、今月に入って5回目となる。1日の三星火災儒城(ユソン)研修院の訪問に続き、7日は三星ディスプレー牙山(アサン)キャンパス、17日は三星電子天安(チョンアン)・温陽(オンヤン)キャンパス、22日は三星電子水原デジタルシティを相次いで訪れた。


郭道英 now@donga.com