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真夜中に江華島海域でM3.7の地震、「寝ていてびっくり、戦争かと思った」

真夜中に江華島海域でM3.7の地震、「寝ていてびっくり、戦争かと思った」

Posted January. 10, 2023 08:45,   

Updated January. 10, 2023 08:46

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「轟音とともに、家全体が揺れて目が覚めました。生まれてこの方ずっと江華島(カンファド)に住んでいましたが、このような地震はここ50年ではじめてです」

仁川(インチョン)江華郡生まれのチャン某さん(70)は9日、東亜(トンア)日報の記者との電話インタビューで、このように話した。地震の当時、寝ていたチャンさんは、「飛行機が低く飛ぶような轟音を先に聞き、まもなく平屋が揺れた。ミサイルが落ちたと思ったという住民も少なくない」と話した。

9日午前1時28分、仁川江華郡の西側25キロの海域でマグニチュード3.7の地震が発生した。震度は仁川が4、京畿(キョンギ)が3、ソウルが2だった。震度4は器や窓などが揺れる水準で、多くの人が室内で揺れを感じ、一部は目を覚まし得る。

同日発生した地震は、仁川だけでなく、ソウルと京畿道水原(スウォン)や議政府(ウィジョンブ)など、首都圏地域の大半で感じられた。京畿道龍仁市(ヨンインシ)に住むキム・スジさん(27)は、「寝ようと横になっていたら、急に床が揺れた」とし、「地震を経験したのは初めてだが、驚いたので一晩中眠れなかった」と話した。

気象庁によると、同日、京畿では45件、ソウルは33件、仁川は25件の計104件の地震通報が寄せられた。ただ、地震による人命被害や財産被害はなかった。

地震発生直後、警報音とともに発送された緊急災害メールのため、夜明けに眠れなかったという市民も少なくなかった。前日午後11時ごろ眠っていた会社員のイム・ソヒョンさん(28)は、「明け方に届いた災害メールに驚いて、目が覚めた後、インターネットニュースを確認し続け、一睡もできず出勤した」と話した。

京畿・ソウル地域のインターネットのコミュニティでも、「ベッドが突然揺れて戦争が起きたと思った」、「災害の携帯メールに驚いて目が覚めた後、地震がさらにひどくなるのではないかと恐れて一睡もできなかった」という書き込みが続いた。

気象庁は、今回の地震は韓国国内で観測を始めた1978年以来、仁川江華島の半径50キロ以内で発生した地震の中では最大規模だと説明した。これまでは、1989年6月20日に発生したマグニチュード3.2の地震が最も大きかった。


仁川=コン・スンベ記者 イ・スンウ記者 ksb@donga.com · suwoong2@donga.com