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ザッカーバーグ氏もアップル批判、「独占的地位を不公正に行使」

ザッカーバーグ氏もアップル批判、「独占的地位を不公正に行使」

Posted December. 02, 2022 09:15,   

Updated December. 02, 2022 09:15

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米国のビッグテック業界で「反アップル戦線」が形成されている。

米ツイッター社を買収した米電気自動車大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)に続き、米メタ・プラットフォームズのマーク・ザッカーバーグCEO(写真)も、アップルが独占的地位を不公正に行使していると指摘した。アップルがアプリ配信サービス「アップストア」を通じて過剰な手数料を要求し、アプリエコシステムを統制しているということだ。

ザッカーバーグ氏は先月30日、米紙ニューヨーク・タイムズ主催の「ディールブック・サミット」で、「アップルは自社を、デバイスに取り込むアプリを一方的と言えるほどコントロールしようとする唯一の企業にしているようなところがある」とし、「これは持続可能ではなく、良い立ち位置でもないと考えている」と述べた。

ザッカーバーグ氏は、「グーグルは、(Android)ユーザーがプレイストアでなくても、スマートフォンのメーカーが提供するアップストアをはじめ別のルートでアプリをダウンロードできるようにしている」とし、「(アップルの独占的地位によって)モバイルエコシステムの広範な利益がすべてアップルに向かう」と批判した。

アンドロイドベースのスマートフォン、サムスン電子のギャラクシーでは、サムスンや通信会社のアプリストアなどでもアプリをダウンロードできる。一方、iPhoneでは、アップルのアップストアでのみアプリをダウンロードできる点が問題だと指摘したのだ。メタは、アップルの個人情報利用政策の変更のために広告の売上に打撃を受けている。

マスク氏も先月28日、「アップルが税金のように手数料30%を取る」、「アップルはツイッターでの広告をほとんどやめてしまった」、「アップルがツイッターをアプリストアから排除すると脅してきた」とツイートし、アップルを非難した。マスク氏は翌日、アップルのティム・クックCEOと会って誤解を解いたと明らかにしたが、反アップル戦線の口火を切る格好となった。スポティファイのダニエル・エクCEOも同日、「アップルはアプリ開発会社を苦しめている」とし「インターネットの未来への脅威」と批判した。 


金玹秀 kimhs@donga.com