民主党が行政安全部警察局の来年度予算を全額削減

最大野党「共に民主党」が今年６月に新設された行政安全部（行安部）警察局の来年度予算を全額削減した。これに対し、与党「国民の力」が、「民主党の一方的な予算案削減は受け入れられない」と反発し、与野党間の衝突が予想される。

１０日、国会行政安全委員会（行安委）によると、９日に開かれた行安委予算決算基金審査小委員会（予算決算小委）で、警察局の関連予算６億３００万ウォンが全額削減された。行安部が警察局の予算として基本経費２億９００万ウォンと人件費３億９４００万ウォンを編成したが、受け入れられなかった。

予算決算小委で民主党のイ・ソンマン議員らは、「警察局は法的根拠なく設置されたので予算を支援できない」と主張し、採決を提案したという。これに反発した与党が採決に参加せず、民主党単独で処理された。予算決算小委は「共に民主党」議員４人、与党議員３人の７人で構成され、民主党の単独処理が可能だ。

与党は、「行安委員長は『国民の力』所属の李埰益（イ・チェイク）議員が務めているので、行安委全体会議では『共に民主党』の強行採決は難しい」と見ている。与党の関係者は、「行安委全体会議で必ず正す」と述べた。予算案は、１６日に予定された行安委全体会議、その後の予算決算特別委員会小委と全体会議を経て確定する。


朴訓祥 tigermask@donga.com · 姜炅石 coolup@donga.com