軍、NLL越えた北朝鮮ミサイルの残骸回収
Posted November. 08, 2022 08:21,
Updated November. 08, 2022 08:21
軍、NLL越えた北朝鮮ミサイルの残骸回収.
November. 08, 2022 08:21.
by 尹相虎 ysh1005@donga.com.
韓国軍が7日、北朝鮮が2日に江原道元山(カンウォンド・ウォンサン)から初めて東海(トンへ・日本海)上の北方限界線(NLL)以南の公海上に発射した短距離弾道ミサイル(SRBM)の残骸と推定される物体を回収したと明らかにした。北朝鮮のミサイルの残骸を韓国軍が確保したのは、2016年の長距離ミサイルの残骸回収以来。軍関係者は「海軍の水上艦救難艦『光陽(クァンヤン)』(3500トン)が4~6日、東海NLL以南の海上で無人水中探索機(ROV)を利用して北朝鮮の弾道ミサイルの残骸と推定される物体を引き揚げ、関係機関で精密分析している」と明らかにした。光陽はソナー(音波によって物体を探知する装置)やROVなど各種探索装備で、ミサイルが弾着した海域と海底を捜索した。残骸と推定される物体は、国防科学研究所(ADD)などに運ばれ、鑑識が行われている。北朝鮮が2日に元山から発射したSRBMの3発のうち1発が、東海上のNLLを越えて約190キロ飛翔し、束草(ソクチョ)東方57キロ、鬱陵島(ウルルンド)北西167キロの海上に着弾した。軍内外では、北朝鮮版イスカンデル(KN23)や超大型放射砲(KN25)のような新型SRBMと推定している。回収された残骸が推進体や弾頭部などの核心部品である場合、固体燃料を使用するKN系の新型SRBMの実体を究明する手がかりになるとみられる。軍は12年と16年にも北朝鮮が発射した長距離ミサイルの推進体の残骸やペアリングなどを多数回収し、主要技術と性能水準を確認した。
한국어
韓国軍が7日、北朝鮮が2日に江原道元山(カンウォンド・ウォンサン)から初めて東海(トンへ・日本海)上の北方限界線(NLL)以南の公海上に発射した短距離弾道ミサイル(SRBM)の残骸と推定される物体を回収したと明らかにした。北朝鮮のミサイルの残骸を韓国軍が確保したのは、2016年の長距離ミサイルの残骸回収以来。
軍関係者は「海軍の水上艦救難艦『光陽(クァンヤン)』(3500トン)が4~6日、東海NLL以南の海上で無人水中探索機(ROV)を利用して北朝鮮の弾道ミサイルの残骸と推定される物体を引き揚げ、関係機関で精密分析している」と明らかにした。光陽はソナー(音波によって物体を探知する装置)やROVなど各種探索装備で、ミサイルが弾着した海域と海底を捜索した。残骸と推定される物体は、国防科学研究所(ADD)などに運ばれ、鑑識が行われている。
北朝鮮が2日に元山から発射したSRBMの3発のうち1発が、東海上のNLLを越えて約190キロ飛翔し、束草(ソクチョ)東方57キロ、鬱陵島(ウルルンド)北西167キロの海上に着弾した。軍内外では、北朝鮮版イスカンデル(KN23)や超大型放射砲(KN25)のような新型SRBMと推定している。
回収された残骸が推進体や弾頭部などの核心部品である場合、固体燃料を使用するKN系の新型SRBMの実体を究明する手がかりになるとみられる。軍は12年と16年にも北朝鮮が発射した長距離ミサイルの推進体の残骸やペアリングなどを多数回収し、主要技術と性能水準を確認した。
尹相虎 ysh1005@donga.com
アクセスランキング