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「お父さんを悪者にした人々を裁いてください」、西海殺害公務員の9歳の娘が裁判所に手紙

「お父さんを悪者にした人々を裁いてください」、西海殺害公務員の9歳の娘が裁判所に手紙

Posted October. 22, 2022 08:57,   

Updated October. 22, 2022 08:57

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西海(ソへ・黄海)で北朝鮮軍に殺害された公務員の故イ・デジュンさん(死亡当時47歳)の娘Aさん(9)が、「お父さんを悪者にした人々を裁いてください」と自筆の請願書を裁判所に提出した。

遺族側は21日、徐旭(ソ・ウク)前国防部長官と金洪熙(キム・ホンヒ)前海洋警察庁長に対する拘束令状の発付を求めてAさんの叔母が20日にソウル中央地裁の金相佑(キム・サンウ)令状担当部長判事に送った手紙を公開した。

小学校3年生のAさんは手紙で、「お父さんは私をすごく愛してくれました。家族を捨てて一人で北朝鮮に行く人では絶対ありません」とし、「私からお父さんを奪い、お父さんを悪者にした人々を裁いてください。そうすれば、お父さんが天国で安らかに過ごせます」と書いた。

李さんは2年前に亡くなった父親について、「出動を終えて家に帰ると、いつも家族と一緒にキャンプに行き、私と公園で遊んでくれる優しいお父さん」とし、「寝る時は腕枕もしてくれ、眠るまで子守唄も歌ってくれたのに、お父さんに会えなくて悲しい」と綴った。

2020年9月、李さんが亡くなった当時、遺族はAさんに父親の死を知らせなかった。Aさんは、今年7月になって母親から父親がこの世を去ったことを聞いたという。Aさんは手紙でも、「お父さんが長い出張に行ったと思って待っていました。天国に行ったことを少し前に知り、とても辛かった」とし、「お父さんは国のために働いて事故で亡くなった素晴らしい人です。私はお父さんを尊敬して愛しています」と書いた。

遺族側は21日、Aさんの手紙を金部長判事に伝えてほしいとソウル中央地裁に提出した。李さんの兄の李レジンさんは同日、裁判所の前で記者会見を開き、「徐前長官と金前庁長は、国民のための公職者ではなく大統領府のための公職者だった」とし、拘束を求めた。そして、拘束令状実質審査を終えて裁判所を出てきた徐氏を見て、「そこに立て」と叫んで走り寄ったが、警護員に制止された。


パク・ジョンミン記者 blick@donga.com