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韓国軍、北朝鮮の「核使用」法制化動きに「圧倒的な対応、自滅」と警告

韓国軍、北朝鮮の「核使用」法制化動きに「圧倒的な対応、自滅」と警告

Posted September. 14, 2022 08:44,   

Updated September. 14, 2022 08:44

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北朝鮮が先制核攻撃まで含む「核武力法制化」カードを取り出し、韓国に対する核の脅威を強めていることに対し、韓国軍は「自滅」という言葉まで使って強く反発した。

ムン・フンシク国防部副報道官(陸軍大佐)は13日、記者会見で、「核の使用を試みる場合、韓米の圧倒的な対応に直面し、北朝鮮政権は自滅の道に入るということを警告する」と述べた。また、「米国との緊密な協力で韓米同盟の拡大抑止の実行力を強化するほか、韓国型3軸体系の画期的な拡充や戦略司令部の創設など北朝鮮の核脅威に対する抑止力を一層強化して、北朝鮮が核を使用できないようにする」と強調した。

韓国軍内部と周辺では16日(現地時間)、米ワシントンで開かれる第3回韓米外交・国防(2+2)高官級拡大抑止戦略協議グループ(EDSCG)で、北朝鮮の核脅威に対応した米国の拡大抑止実行力の強化が議論されると見ている。2018年1月以来4年8ヵ月ぶりに開催されるEDSCGは、北朝鮮が韓国を核攻撃する場合、米国が本土に対する攻撃とみなして核や通常兵器などを総動員して対抗することを議論する協議グループ。

軍筋は、「北朝鮮が核武力の法制化で明示した『核武力使用5大条件』は、あらゆる場合に核を使うという脅迫」とし、「(EDSCGで)北朝鮮の核挑発シナリオごとに米戦略兵器の展開方式や時期、規模などが具体的に議論されるだろう」と話した。北朝鮮の7回目の核実験や大陸間弾道ミサイル(ICBM)の発射を想定して、戦略爆撃機や原子力空母打撃群など米戦略兵器の適時の展開も調整されるものとみられる。

さらに、北朝鮮の核挑発状況ごとに軍事的対応策を講じる拡大抑止手段運用演習(TTX)の年内開催の日程を協議する一方、米第7艦隊所属の原子力空母「ロナルド・レーガン」が今月末に韓国に来て韓国海軍と合同演習を推進するなど、対北朝鮮強攻モードになると予想される。


尹相虎 ysh1005@donga.com