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ICSID「外換銀行の売却でローンスターが騙して逃げた」

ICSID「外換銀行の売却でローンスターが騙して逃げた」

Posted September. 07, 2022 08:01,   

Updated September. 07, 2022 08:01

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米国系投資ファンド「ローンスター」が韓国政府を相手取り起こした「投資家・政府間訴訟(ISD)」の判定を下した世界銀行傘下の国際投資紛争解決センター(ICSID)は、ローンスターの外換(ウェファン)銀行売却について、「だまして逃げた(Cheat and Run)」と判断したことが分かった。

法務部が6日に公開したローンスターのISDS事件の判定要旨書によると、ICSIDの仲裁判定部は、韓国政府側の一部の責任が認められたハナ金融に対する外換銀行売却の焦点について、「ローンスターが外換カードの株価操作事件で有罪判決を受けたことで、単純に『食い逃げした(Eat and Run)』を越えて、『騙して逃げた(Cheat and Run)』とも見ることもできるが、韓国金融当局も不当に売却承認を保留したため、双方の責任は同じだ」と明らかにした。仲裁判定部は、当時、金融委員会が外換銀行の売却価格が引き下がるまで承認を遅らせたのは事実であり、これは「公正・公平待遇義務違反」に該当すると判断した。

このため、仲裁判定部は、引き下げられた売却価格である4億3300万ドル(約5800億ウォン)のうち、ローンスター側の過失を50%と認め、賠償額をその半分の2億1650万ドル(約2900億ウォン)に決めた。

法務部は不服手続きを進めるため、判定文を基に合理的に主張できる取り消し申請事由などについて検討している。


チャン・ウンジ記者 jej@donga.com