ロシア、仏と独への天然ガス供給を停止
Posted September. 01, 2022 09:04,
Updated September. 01, 2022 09:04
ロシア、仏と独への天然ガス供給を停止.
September. 01, 2022 09:04.
by 姜聲煇 yolo@donga.com.
ロシアが、ドイツに続きフランスへの天然ガスの供給を全面停止した。ウクライナ侵攻後、西欧諸国の制裁に対抗して「エネルギー武器化」に出たロシアが戦線を広げ、高強度な圧力をかけていると分析される。ロイターやAFPなど外信によると、ロシア国営ガス会社ガスプロムは先月30日、「フランスのエネルギー大手エンジーに対し、代金の完全な支払いを受けるまで9月1日からガス供給を完全に停止すると通知した」と明らかにした。ガスプロムは、エンジーから7月のガス供給分に対する代金を受け取っていないと主張している。ロシア大統領令によって、海外のガス購入者が契約条件どおり全額を支払わない場合、ガス供給を停止するというのがガスプロム側の説明だ。この数時間前の同日午前、ガスプロムは契約をめぐる意見の相違を理由に、フランスへのガス供給を減らすと発表したが、全面停止に方針を変えたのだ。ロシアのガス供給停止措置について、エンジーは声明を出し、「必要な量をすでに確保している」とし、「ガスプロムの供給停止で発生する可能性のある財政的、物理的影響を最小化する措置も講じている」と明らかにした。フランスは、ウクライナ戦争前のロシア産ガスの依存度が17%で、欧州諸国の中では比較的低い方だ。エンジーによると、フランスのガス備蓄率は90%を超える。しかし、マクロン大統領は2日、ガスや電気などエネルギー危機対策会議を開く予定だ。ボルヌ首相は先月30日、「今冬のエネルギー需給に問題が生じれば、最悪の場合、企業に対して使用量の制限を導入しなければならない」と明らかにした。ドイツへのガス供給の停止はすでに行われている。ロシアはドイツなどに天然ガスを輸送するパイプライン「ノルドストリーム1」の整備のために先月31日から3日間、ガス供給を停止すると明らかにした。ドイツは、現在83%水準の天然ガスの備蓄量を11月1日までに95%水準に引き上げる計画だ。また、ノルウェーとオランダ産のガス輸入の割合を増やし、フランスを通じた液化天然ガス(LNG)の輸入計画も立てている。
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ロシアが、ドイツに続きフランスへの天然ガスの供給を全面停止した。ウクライナ侵攻後、西欧諸国の制裁に対抗して「エネルギー武器化」に出たロシアが戦線を広げ、高強度な圧力をかけていると分析される。
ロイターやAFPなど外信によると、ロシア国営ガス会社ガスプロムは先月30日、「フランスのエネルギー大手エンジーに対し、代金の完全な支払いを受けるまで9月1日からガス供給を完全に停止すると通知した」と明らかにした。
ガスプロムは、エンジーから7月のガス供給分に対する代金を受け取っていないと主張している。ロシア大統領令によって、海外のガス購入者が契約条件どおり全額を支払わない場合、ガス供給を停止するというのがガスプロム側の説明だ。この数時間前の同日午前、ガスプロムは契約をめぐる意見の相違を理由に、フランスへのガス供給を減らすと発表したが、全面停止に方針を変えたのだ。
ロシアのガス供給停止措置について、エンジーは声明を出し、「必要な量をすでに確保している」とし、「ガスプロムの供給停止で発生する可能性のある財政的、物理的影響を最小化する措置も講じている」と明らかにした。
フランスは、ウクライナ戦争前のロシア産ガスの依存度が17%で、欧州諸国の中では比較的低い方だ。エンジーによると、フランスのガス備蓄率は90%を超える。しかし、マクロン大統領は2日、ガスや電気などエネルギー危機対策会議を開く予定だ。ボルヌ首相は先月30日、「今冬のエネルギー需給に問題が生じれば、最悪の場合、企業に対して使用量の制限を導入しなければならない」と明らかにした。
ドイツへのガス供給の停止はすでに行われている。ロシアはドイツなどに天然ガスを輸送するパイプライン「ノルドストリーム1」の整備のために先月31日から3日間、ガス供給を停止すると明らかにした。ドイツは、現在83%水準の天然ガスの備蓄量を11月1日までに95%水準に引き上げる計画だ。また、ノルウェーとオランダ産のガス輸入の割合を増やし、フランスを通じた液化天然ガス(LNG)の輸入計画も立てている。
姜聲煇 yolo@donga.com
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