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オミクロン株を抑える改良ワクチン、第4四半期に導入…早ければ10月から接種

オミクロン株を抑える改良ワクチン、第4四半期に導入…早ければ10月から接種

Posted September. 01, 2022 09:05,   

Updated September. 01, 2022 09:05

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新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」に対応した改良ワクチンが今年第4四半期(10~12月)に国内に流通する。ワクチン接種後4ヵ月以上経過した60歳以上の高齢層は、早ければ10月から優先接種が可能だ。

31日、疾病管理庁はこのような「冬季新型コロナウイルスワクチン接種計画の基本方向」を公開した。優先接種対象は60歳以上と介護施設の入所者、免疫低下者など。50代や基礎疾患者などにも接種を勧告する。その後、接種を希望する満18~49歳の一般人の接種も実施する計画だ。

改良ワクチンは、モデルナとファイザー製の計6千万回分。第4四半期の接種には、主にモデルナの改良ワクチンが使用される可能性が高い。韓国国内の新型コロナウイルスの流行「第5波」を主導したオミクロン株「BA.1」に対応して開発されたが、最近の「第6波」の主流であるBA.5を無力化する効果も従来のワクチンより1.69倍と高い。白敬蘭(ペク・ギョンラン)疾病管理庁長は、「改良ワクチンを接種すれば、死亡リスクを下げるだけでなく、感染を予防する効果も期待できる」と話した。

ファイザーの改良ワクチンも、第4四半期に流通する。ただし、ファイザーはBA.5を直接狙った改良ワクチンを開発したが、動物実験だけを終えた段階だ。場合によっては国内流通が延期になる可能性がある。

接種間隔は、最後のワクチン接種や感染した日から4~6ヵ月。このため、3月以降に4回目の接種を行った高齢層の一部は、今冬に5回目の接種を受けることができる。疾病庁は、接種名称を「n回接種」ではなく「冬季追加接種」と定めた。今後、新型コロナウイルスワクチンもインフルエンザワクチンのように周期的に接種する可能性が高いからだ。ただし、疾病庁は、具体的な接種計画を確定していない。ワクチン製造社ごとに開発状況が異なり、供給スケジュールが不確かなためだ。

一方、疾病庁は国産1号の新型コロナウイルスワクチンであるSKバイオサイエンスの「スカイコビワン」の接種予約を来月1日から受け付けることを明らかにした。満18歳以上の成人の1、2回目の接種に活用される。来月5日からは保健所と一部の病院で接種することができる。


趙健熙 becom@donga.com