Go to contents

「現代と起亜のEVがテスラに次いで2位」 英紙が評価

「現代と起亜のEVがテスラに次いで2位」 英紙が評価

Posted August. 25, 2022 08:53,   

Updated August. 25, 2022 08:53

한국어

現代(ヒョンデ)自動車グループが、グローバル電気自動車(EV)市場で業界1位のテスラを脅かす対抗馬として成長しているという評価が続いている。米国のインフレ防止法(IRA)の発効という暗礁に乗り上げたが、現代自と起亜(キア)自に向けた消費者の反応が友好的な上、アイオニック6(写真)などの新車効果も期待されているからだ。

英紙フィナンシャルタイムズは23日(現地時間)、「現代自動車と起亜自動車は、中国を除く世界市場で14%のシェアを占め、テスラ(27%)に次いで2位となっている」と伝えた。同紙は、現代自動車グループのEV販売台数が最近になって弾みがつき始めたと分析した。テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が6月、現代自動車グループに向かって「よくやっている」と言った時は、米国市場でのシェアが9%に過ぎなかったが、最近の市場の雰囲気は現代自動車グループに友好的だという。

FTは、現代自動車と起亜自動車の善戦は、かつてスマートフォン市場でアップルと三星(サムスン)電子が競争を繰り広げたのと似ている点を取り上げた。さらに、現代自動車の新しいEVアイオニック6が大きな期待を受けており、競争力はさらに強くなるという分析も出ている。

外信は、IRAの発効で現代自動車グループのEVは米国市場で税制優遇を受けられなくなったが、打撃が限られたものになるかもしれないという見通しも出している。最近、ウォン安ドル高で為替差益を得て、バッテリー素材の費用を吸収する余地が生じたという。主要バッテリー供給会社が韓国企業である点も強みと見ている。自動車業界の関係者は、「現代自動車グループに対する海外消費者の好みが高まっており、税制優遇対象である他のブランド車と直ちに直接競争するわけではない」とし、「様々なプロモーションを通じて、十分に代案を見つけることができる」と見通した。


李建赫 gun@donga.com