米国で異常気象、南西部1400万人に洪水と猛暑注意報
Posted August. 16, 2022 09:01,
Updated August. 16, 2022 09:01
米国で異常気象、南西部1400万人に洪水と猛暑注意報.
August. 16, 2022 09:01.
by 姜聲煇 yolo@donga.com.
猛暑や豪雨などの異常気象に苦しむ米国で、25~50年ごとに大洪水が南西部を襲い、カリフォルニのア半分が浸水する可能性があるという警告が出された。欧州でも干ばつや猛暑、山火事の被害が続いている。米海洋大気庁は14日、カリフォルニア州に猛暑警報、アリゾナ州などに洪水注意報を発令した。米メディアによると、約1400万人が洪水と猛暑の危機に見舞われた。洪水注意報発令地域には、12日に突発的な洪水で2人が死亡したネバタ、ラスベガスも含まれた。テキサス南部、ロッキー山脈中部にも数日間、豪雨が降ると予報された。一部の専門家は、気候変動でカリフォルニアに160年ぶりの大洪水が発生する可能性があると警告した。CNN放送によると、米国立大気研究センターとカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)研究チームは、「40年後、1860年代の大洪水を越える洪水がカリフォルニアを襲う可能性が高い」とし、「カリフォルニアの大半が浸水するだろう」と予測した。1861年12月から翌年1月まで約40日間、カリフォルニア北部サンフランシスコ、サクラメント、サン・ウォーキン・バレーで雪と雨が降り続き、約4千人が死亡した。研究チームは、気候変動のために、100~150年に一度発生する大洪水が25~50年ごとに頻繁に発生することになると主張した。欧州の異常気象も続いている。スペイン北東部では、高温で乾燥した天候が続く中で山火事が発生し、住民約1500人が緊急避難したとAP通信が14日、報じた。前日発生した山火事で約80平方キロメートルが焼失した。スペインで今年に入って起きた山火事は43件で昨年の4倍だ。チェコ、ポーランド、ドイツを流れるオーデル川では、原因不明の魚の大量死が2週間続き、「史上最悪の環境危機」と指摘されている。14日現在、約500キロの区間で魚が大量死した。ポーランドの区間だけで死んだ魚の量は10トンにのぼる。ポーランドのモスクワ気候・環境相は、「大量死の原因を分析した結果、水銀のような重金属が原因ではないことがわかった」とし、「乾燥した気候でオーデル川の塩度が高まり、水中や川底の毒性物質が活性化したものとみられる」と話した。
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猛暑や豪雨などの異常気象に苦しむ米国で、25~50年ごとに大洪水が南西部を襲い、カリフォルニのア半分が浸水する可能性があるという警告が出された。欧州でも干ばつや猛暑、山火事の被害が続いている。
米海洋大気庁は14日、カリフォルニア州に猛暑警報、アリゾナ州などに洪水注意報を発令した。米メディアによると、約1400万人が洪水と猛暑の危機に見舞われた。洪水注意報発令地域には、12日に突発的な洪水で2人が死亡したネバタ、ラスベガスも含まれた。テキサス南部、ロッキー山脈中部にも数日間、豪雨が降ると予報された。
一部の専門家は、気候変動でカリフォルニアに160年ぶりの大洪水が発生する可能性があると警告した。CNN放送によると、米国立大気研究センターとカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)研究チームは、「40年後、1860年代の大洪水を越える洪水がカリフォルニアを襲う可能性が高い」とし、「カリフォルニアの大半が浸水するだろう」と予測した。
1861年12月から翌年1月まで約40日間、カリフォルニア北部サンフランシスコ、サクラメント、サン・ウォーキン・バレーで雪と雨が降り続き、約4千人が死亡した。研究チームは、気候変動のために、100~150年に一度発生する大洪水が25~50年ごとに頻繁に発生することになると主張した。
欧州の異常気象も続いている。スペイン北東部では、高温で乾燥した天候が続く中で山火事が発生し、住民約1500人が緊急避難したとAP通信が14日、報じた。前日発生した山火事で約80平方キロメートルが焼失した。スペインで今年に入って起きた山火事は43件で昨年の4倍だ。
チェコ、ポーランド、ドイツを流れるオーデル川では、原因不明の魚の大量死が2週間続き、「史上最悪の環境危機」と指摘されている。14日現在、約500キロの区間で魚が大量死した。ポーランドの区間だけで死んだ魚の量は10トンにのぼる。ポーランドのモスクワ気候・環境相は、「大量死の原因を分析した結果、水銀のような重金属が原因ではないことがわかった」とし、「乾燥した気候でオーデル川の塩度が高まり、水中や川底の毒性物質が活性化したものとみられる」と話した。
姜聲煇 yolo@donga.com
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