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日本のコロナ専門家、政府の感染者全数把握に「見直し」を提言

日本のコロナ専門家、政府の感染者全数把握に「見直し」を提言

Posted August. 04, 2022 08:50,   

Updated August. 04, 2022 08:50

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最近、新型コロナウイルスの新規感染者数が世界最多となった日本で、感染者の全数把握の見直しが必要であるとの提言が公表された。現行の方式を続ければ、正常な経済活動が不可能という判断による。

3日、朝日新聞などによると、政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は、感染者の全数把握の見直しなどを政府に提言した。

新型コロナは感染症法で、危険度が2番目に高い「2類相当」に分類され、医療機関や保健所が全感染者の情報を把握して当局に届け出なければならない。しかし、世界保健機関(WHO)によると、先月26日~今月2日の1週間に確認された日本の新型コロナ感染者は141万6905人で、米国(約86万人)を抜いて世界で最も多かった。尾身氏は、「医療機関や保健所の現場は限界にきている。オミクロン株の特徴に合わせた柔軟かつ効率的な保険医療体制への移行が必要だ」と述べた。

日本では今年に入って、新型コロナウイルスに対する厳格な措置の緩和を求める声があった。しかし、感染がさらに拡大する場合に支持率が下落することを懸念した岸田文雄政権が消極的な態度を取り、進展がない状況だ。


東京=イ・サンフン特派員 sanghun@donga.com