ポール・ポグバ(29・フランス)が、6年ぶりにイタリアプロサッカーのセリエA・ユヴェントスに復帰した。
ユヴェントスは11日、ポグバの復帰を公式発表した。契約期間は2026年6月30日までで、背番号は10番。
イングランド・プレミアリーグ(EPL)マンチェスター・ユナイテッド(以下マンU)のユース出身のポグバにとって、ユヴェントスは心の故郷となる。ここで世界的なMFに成長したからだ。2012年、19歳で1群の主戦を保障するというユヴェントスに所属し、178試合に出場して34ゴール40アシストを記録した。彼がプレーする4シーズンの間、ユヴェントスはセリエAで優勝4回、コッパ・イタリア優勝2回などを獲得した。結局、ポグバはこの時の成功を足がかりに、2016年当時、8900万ポンド(約1400億ウォン)の天文学的移籍料をユヴェントスに抱かせ、マンUにカムバックした。
ポグバは初シーズン、マンUのリーグカップと欧州サッカー連盟(UEFA)のヨーロッパリーグ優勝を牽引し、2018~2019シーズンも16ゴールを決めたが、その後頻繁な負傷と体調不良、またジョゼ・モウリーニョ元監督との不仲などが重なり、本来の役割を果たせなかった。この3シーズン、91試合で8ゴールを決めるのに止まった。チームから心が離れてからは、不誠実な態度のため、マンUのファンから最悪の選手の一人としてブーイングまで受けた。昨シーズンの4月19日以降は、負傷で戦力から完全に外された。ポグバは、ユヴェントスのユニホームを再び着て、マンUに移籍料を一銭も払わなかった。今夏、フリーエージェント(FA)になったからだ。
ユヴェントスは、「ポグバがトリノに戻ってきた。彼は変わらなかった。私たちと一緒にまた別のページを書こうという熱望を持っている。これ以上幸せなことはない」と歓迎した。ポグバも、「戻ってきた。とても幸せだ。早く優勝カップを獲得したい」と感想を述べた。
(5) 新規感染が2週間ダブルリング、「1ヵ月後は1日に25万人の見通し」
韓国国内での新型コロナの1日の感染者が1週間で2倍以上増加し、大流行の兆しを見せている。流行の拡大と夏休みシーズンの移動量の増加が重なり、8月中旬には一日の感染者が最高で25万人の水準に高騰するだろうという予測も出ている。
12日、疾病管理庁によると、同日0時基準の国内での新型コロナの新規感染者は3万7360人と集計された。2週間前の先月28日の9894人の3.8倍、1週間前の今月5日の1万8136人の2.1倍にそれぞれ急増した。1日の感染者が2週間連続でダブリング(2倍の水準に増加)したのは、今年1月末のオミクロン株の大流行以来初めてのことだ。
特に、新型コロナの「オミクロン株」より免疫回避の水準が3倍以上高い細部系統ウイルス「BA.5」が国内で急速に拡大している。先週(3~9日)、BA.5の国内での検出率は35.0%と集計され、「BA.2.3」(31.8%)など他の細部系統ウイルスを抜いて最も割合の大きい変異株となった。中央防疫対策本部状況総括団のイム・スクヨン団長は、「BA.5は、高い免疫回避水準のため、多くの再感染を起こすと思う」と述べた。
このような前半の拡大傾向は、米国や英国などに比べても早い方だ。国際統計サイト「アワーワールドインデータ」によると、先週、人口100万人当たりの1日の平均感染者は韓国は311.5人で、米国(310.5人)や英国(304.8人)を上回った。社会的距離確保と海外入国者への隔離措置などが相次いで解除された影響と解釈される。
当初、今回の流行のピークを「1日15万人」の水準と予測していた研究陣も、より大きく早い流行予測値を出している。嘉泉(カチョン)大学医学部予防医学科のチョン・ジェフン教授は、「8月17日頃は、一日に25万人の感染者が発生する可能性がある」とし、「この時期の入院中の重症者は800人に達する可能性がある」と述べた。
兪載泳 elegant@donga.com