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与党「原則通り捜査」、野党「文前大統領を狙った政治報復」

与党「原則通り捜査」、野党「文前大統領を狙った政治報復」

Posted July. 08, 2022 09:44,   

Updated July. 08, 2022 09:44

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国家情報院が、朴智元(パク・チウォン)前院長と徐薫(ソ・フン)元院長をそれぞれ「西海(ソヘ・黄海)公務員殺害事件」、「脱北漁民北朝鮮送還事件」と関連して刑事告発したことをめぐって、与野党が激しい攻防を繰り広げている。与党「国民の力」は「徹底した調査」を注文し、最大野党「共に民主党」は「政治報復」と対抗した。

与党の金亨東(キム・ヒョンドン)首席報道担当は7日、論評を通じて、「先月から国家情報院が独自調査団を設置して高強度な内部調査を行った結果による今回の告発措置は、国民に情報の歪曲があってはならないという国家情報院の強力な真相究明の意思」とし、「今回の告発で、2人の前・元国家情報院長にとって国家情報院は『政権のための限りない忠誠と献身』の手段であったことが明らかになった」と強調した。

これに対抗して、民主党の禹相虎(ウ・サンホ)非常対策委員長は同日、TBSラジオ番組で、「国家情報院がいよいよ政治活動を始めた」とし、「前政権の人々を狙っており、その終わりには国家安全保障会議(NSC)、その次に(文在寅前)大統領まで追及するという意図」と批判した。同党は、国家情報院に対する告発を政治報復と規定し、禹氏が指揮する「政治報復捜査対策委員会」で対応に出る構えだ。

大統領室は、「国家情報院告発後の検察捜査を注視している」と明らかにした。大統領室関係者は同日、記者会見で、「反人権的反倫理的国家犯罪があったとすれば、言い換えれば公務員襲撃をめぐって国家が『自主的な越北』フレームを被せようとしたなら、また亡命する場合には大韓民国国民であるのに(文在寅政府が)北朝鮮の立場を先に考慮して大韓民国に来た漁民の人権を侵害したとすれば、重大な国家犯罪という点で注目している」と述べた。


チョ・アラ記者 キム・ウンジ記者 likeit@donga.com · eunji@donga.com