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「航空業界の国連総会」IATAの総会がカタールで開幕

「航空業界の国連総会」IATAの総会がカタールで開幕

Posted June. 20, 2022 09:06,   

Updated June. 20, 2022 09:06

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「航空業界の国連総会」と呼ばれる国際航空運送協会(IATA)の第78回年次総会が、カタールのドーハで19日から21日まで開かれる。

IATAは、航空会社と航空当局の関係者、航空機メーカーの代表などが参加する航空業界の最大の行事だ。航空業界のイシューについて国際的な協力を議論し、航空会社と政府当局が遵守しなければならない国際的ガイドラインに合意する会議だ。IATAで決定された案件は航空業界の指針と見なされるだけに、航空業界では最も権威のある行事だ。

IATAの理事会のメンバーである大韓(テハン)航空の趙源泰(チョ・ウォンテ)会長(写真)は、昨年に続き、今年も年次総会に出席する。超会長は、ドーハで航空同盟体「スカイチーム」のメンバー会社とミーティングし、ボーイングやエアバスなどの主要航空機メーカーと会うものと見られる。

IATAのウィリー・ウォルシュ事務局長は、「航空業界は、新型コロナウイルス感染症の危機から回復しており、2050年までに炭素排出量ゼロの達成のための道を固めている。ジェンダーの多様性を改善し、30年ぶりに起きた地政学的危機(ウクライナ戦争)にも適応しているだけに、今回の総会は大きな意味を持つ」と述べた。

IATAは、今回の年次総会で、コロナ禍で得た教訓とエンデミック後の航空業界の対策などについて議論する計画だ。また、炭素排出の削減のための対策を促し、ロシアのウクライナ侵攻による原油価格の高騰など、不確実な対外環境の中で航空会社と航空当局が取るべき対策について議論する計画だ。

当初、今年のIATA総会は中国の上海で開かれる計画だったが、中国内部の深刻なコロナ禍により、交通移動統制などの問題が浮上し、カタールのドーハに変更された。


ピョン・ジョングク記者 bjk@donga.com