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韓徳銖首相「コロナ後遺症の原因と症状を大規模調査」

韓徳銖首相「コロナ後遺症の原因と症状を大規模調査」

Posted June. 11, 2022 09:03,   

Updated June. 11, 2022 09:03

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政府が、新型コロナウイルス感染症の後遺症、いわゆる「ロング・コビット(long Covid)」の原因および症状を究明するための大規模調査を行う。韓徳銖(ハン・ドクス)首相は10日、中央災害安全対策本部会議で、「多くの人々が新型コロナウイルス感染症の後遺症を経験しているが、これまで調査が不十分だった」とし、「大規模調査に基づいて後遺症治療ガイドラインを作成する」と明らかにした。

政府は、国内の新型コロナウイルス感染症の回復者1万人を対象に調査を始め、8月初めに調査結果を発表する計画だ。当初、疾病管理庁は3月に国内の回復者1千人を対象にした新型コロナウイルス後遺症調査計画を明らかにしたが、規模が10倍に増えた。また、健康な成人を対象にした既存の研究とは違って、今回は子ども、青少年の回復者も調査対象に含まれる。疾病管理庁は感染者の増加と「オミクロン株」の出現などにより大規模な調査を行うことを決めたと説明した。

今回の調査は、対象群を一定期間追跡・研究する「コホート」方式で行われる。疾病管理庁関係者は、「具体的な調査計画を調整している」と話した。

一方、防疫当局は同日、新型コロナウイルスの検査から対面診療、経口治療薬の処方まで可能な「ワンストップ診療機関」を全国に少なくとも5千ヵ所以上増やすと明らかにした。パク・ヒャン中央事故収拾本部防疫総括チーム長は、「外来診療と検査を並行する医療機関は現在約4千ヵ所あるが、もっと増やす必要がある」と話した。

尹錫悦(ユン・ソクヨル)政府が政権引き継ぎ委員会から強調してきた「国家感染症対応諮問委員会」の運営案も具体化しつつある。政府関係者と利害当事者を除いて専門家だけで構成し、今月中に会議を開く計画だ。ただし、最初の構想とは違って大統領直属ではなく首相室傘下に設置される。

同日午前0時基準、国内の新規感染者は9315人。金曜日の新規感染者が1万人を下回ったのは1月21日以来。


イ・ジウン記者 easy@donga.com