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ガソリン価格が10年ぶりに1㍑2030ウォン越え

ガソリン価格が10年ぶりに1㍑2030ウォン越え

Posted June. 07, 2022 08:31,   

Updated June. 07, 2022 08:31

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全国のガソリンスタンドのガソリン価格が、10年ぶりに1リットル当たり2030ウォンを超えた。ソウルのガソリン価格も、10年ぶりに1リットル当たり2100ウォンを超えた。国際原油価格は1バレル=120ドルに再び迫ったが、政府は追加対策が無く、消費者の原油価格の負担が長期化するものとみられる。

6日、韓国石油公社の原油価格情報サイト「オピネット」によると、同日午後2時基準で全国ガソリンスタンドの平均ガソリン販売価格は、前日より2.16ウォン高の1リットル=2031.45ウォンだった。ガソリン価格が1リットル=2030ウォンを超えたのは、2012年5月19日(1リットル=2030.53ウォン)以来10年ぶりのことだ。全国のガソリンスタンドの軽油の販売価格は、前日より2.19ウォン高の1リットル=2023.31ウォンだった。

ガソリン価格は、済州(チェジュ)が1リットル=2125.29ウォンで最も高かった。ソウルは1リットル=2101.93ウォンでそれに続いた。ソウルのガソリン価格が1リットル=2100ウォンを超えたのは、2012年9月6日(1リットル=2100.85ウォン)以来10年ぶりのことだ。ソウルでは、中区(チュング)のあるガソリンスタンドが1リットル当たり2926ウォンで最も高かった。

国際原油価格が再び1バレル=120ドルに迫り、国内原油価格も時差を置いて上昇するものと見られる。3日(現地時間)、ニューヨーク商業取引所でウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)の価格は、1バレル=118.87ドルだった。WTIは、ロシアのウクライナ侵攻後、3月8日に1バレル=123.70ドルまで上昇したが、4月11日は94.29ドルに急落し、再び上昇傾向を見せている。石油公社は、「6月第1週の国際ガソリン価格は、中国上海の封鎖緩和と欧州連合(EU)のロシア制裁案の承認などで上昇傾向にある」と明らかにした。

政府も、差し当たりの追加対策を講じるのに困難を来たしている。油類税の引き下げ幅は、すでに先月から法定最大限度である30%まで増やした経緯がある。ここに弾力税率を適用して、引き下げ幅を37%まで追加拡大する案が検討される可能性がある。7月末に終了予定の油類税引き下げ措置が、再び延長される可能性もある。脆弱階層に油類費の一部を還付する原油価格還付金も残ったカードだが、政府は財政問題のため施行しにくいと見ている。


具特敎 kootg@donga.com