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香港でも「天安門事件」追悼行事が姿を消す

香港でも「天安門事件」追悼行事が姿を消す

Posted June. 01, 2022 07:32,   

Updated June. 01, 2022 07:32

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中国天安門の民主化デモの公開追悼行事が香港でも姿を消す危機に直面した。

先月30日、AFP通信をはじめ外信によると、カトリック香港教区は4日、香港国家安全維持法(国安法)に抵触する可能性を恐れて、天安門民主化デモの追悼ミサを取りやめると決めた。ただし、香港教区は、追悼ミサを許可しないという意味ではないと明らかにした。香港教区関係者は、ジョセフ・ゼン枢機卿(90)が先月11日、国安法上「外国勢力との結託」の疑いで逮捕・解放されたことが今回の決定に影響を及ぼしたと伝えた。

1989年6月4日、北京の天安門広場で民主化を叫ぶ大学生や市民が力で鎮圧された。その天安門民主化デモに対する追悼ミサまで取りやめとなり、香港の追悼のムード自体も冷めているという。香港は、天安門民主化デモ追悼の最後の砦とされてきた。これまで追悼行事の中心地だったビクトリア公園には、すでにものものしい警備が敷かれている。


金祺容 kky@donga.com