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60歳以上とワクチン未接種者は屋外でのマスク着用を推奨

60歳以上とワクチン未接種者は屋外でのマスク着用を推奨

Posted May. 02, 2022 08:50,   

Updated May. 02, 2022 08:50

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2日から多くの屋外で「ノーマスク」が許可されるが、新型コロナウイルス感染の高危険群は、屋外でもマスク着用が推奨される。中央災害安全対策本部や医療界の専門家らは、60歳以上の高齢層、ワクチン未接種者、免疫低下者などは、屋外でマスクを着用しなければならないと強調した。

1日現在、国内の60歳以上の高齢層の中で新型コロナウイルスにかかったことのない人は約981万人(同年齢層の76.1%)にのぼる。この1週間(4月25日~5月1日)の新規感染者のうち60歳以上は23.6%を占めた。英保健安全保障庁(UKHSA)によると、ワクチンの「感染予防効果」は3回目の接種の5ヵ月(20週)後にほぼ消えることが明らかになった。国内の60歳以上の高齢層の多くは、昨年12月に3回目の接種を受けた。3回目の接種から5ヵ月経ち、接種効果の低下が懸念されている。

専門家たちは、自身の状況によってマスクを着用するかどうか判断しなければならないと助言した。ソウル大学医学部医療管理学教室の金輪(キム・ユン)教授は、「祖父母など新型コロナウイルスの高危険群と暮らしている場合、屋外でも着用するのが望ましい」と忠告した。高麗(コリョ)大学安山(アンサン)病院感染内科のチェ・ウォンソク教授は、「呼吸器疾患の患者などでなければ、(デンタルマスクより)保健用マスクを着用するのが良い」と話した。

 

防疫当局は、発熱、せきなど新型コロナウイルスの感染疑いの症状がある時、感染のリスクを避けるために、マスクを着用して外出することを推奨する。また、屋外で1メートル以上の距離の確保が難しい時や運動や叫ぶことで飛沫が避けられない状況では、マスク着用が推奨される。

米国で、新型コロナウイルスの感染が再び拡大する中、米紙ワシントン・ポストは29日(現地時間)、パンデミックの収束を楽観してはならないという社説を載せた。同紙は、「さらなる変異株がいつどれほどの感染力を持って現れるかわからない」と指摘した。また、ワクチンを接種していない脆弱階層がいて、集中的に感染が拡大する「ホットスポット」が現れているため、密閉した空間ではマスクを着用しなければならないと強調した。米紙ニューヨーク・タイムズは同日、米国内の50州のうち47州で新規感染者が増加していると報じた。

 

一方、1日から自家検査キットをオンラインで購入することができる。これに先立ち、食品医薬品安全処は先月4日、自家検査キットの価格指定(6千ウォン)も解除した。1日の国内の新規感染者数は3万7771人と集計された。1週間前(24日6万4704人)より3万人近く減少した。


イ・ジユン記者 キム・ミン記者 asap@donga.com · kimmin@donga.com