倒れた８０代の女性を救った密陽女子中学生７人が表彰

中学生たちが授業を終えて帰宅する途中、事故にあった８０代の女性を救い、教育庁から表彰状が授与された。

慶尚南道密陽（キョンサンナムド・ミルヤン）教育支援庁によると、密陽女子中学校３年生のハ・ソヒ､チェ・ユナ、チョン・ミンソ、ファン・ユビン、イ・ソジョン、ユ・ジュハ、パク・グムビさんは５日午後４時１０分頃、下校途中に頭から血を流して倒れているイムさん（８１）を発見した。事件当時、イムさんはマンションの商店街の階段を下りる途中倒れて頭をぶつけて倒れていた。

生徒たちは直ちに１１９番（日本の１１０番）に通報し、イムさんの子どもにも電話をかけてイムさんの状態を知らせた。幸いイムさんは近くの病院に運ばれ、「ゴールデンタイム」を逃さずに治療を受け、危険な状態から脱することができた。イムさんの家族は、「緊迫した瞬間に生徒たちが落ち着いて迅速に措置し、命を救うことができた」とし、「生徒たちの善行をほめたくて、教育支援庁に関連内容を伝えた」と話した。

密陽教育庁は２７日、密陽女子中学校を訪問し、イムさんを救った生徒７人に表彰状を授与した。病院検診で行事に出席できなかったイムさんは、「本当にありがとう。表彰状授与式には出席できなかったが、深い感謝の気持ちを持っている」とあいさつを伝えた。

ハ・ソヒさんは、「緊急な状況で、誰でも私のように行動したはずだ」とし、「何よりおばあさんが健康を取り戻したことが一番嬉しい」と話した。密陽教育庁のキム・ジョンヒ教育長は、「生徒たちの温かい心が地域社会に広がるきっかけになることを願う」と述べた。


密陽＝チェ・チャンファン記者 oldbay77@donga.com