Go to contents

韓米、バイデン大統領訪韓前に龍山基地の25%返還を推進

韓米、バイデン大統領訪韓前に龍山基地の25%返還を推進

Posted April. 28, 2022 09:11,   

Updated April. 28, 2022 09:11

한국어

韓米が、来月のバイデン米大統領の訪韓前までにソウル龍山区(ヨンサンク)の国防部新庁舎付近にあるサウス・ポスト西側の敷地の返還に合意する見通しだ。返還に合意すれば、龍山(ヨンサン)米軍基地の25%に該当する約50万平方メートルの敷地が返還されることになる。返還予定地には、二村(イチョン)駅付近の米軍基地13番ゲートから新庁舎へ向かう進入路および周辺の敷地の多くが含まれるという。尹錫悦(ユン・ソクヨル)次期大統領は来月の就任日(10日)から、新庁舎5階の臨時執務室で業務を開始する。

 

27日、複数の政府および在韓米軍筋によると、韓米は龍山米軍基地の敷地返還を目指して細部事項を協議している。韓米は、バイデン大統領の訪韓直前の5月の第3週までに全敷地(203万平方メートル)の25%(50万平方メートル)の返還に合意する方向で協議を行っている。

現在、龍山米軍基地は全面積の10%(21万平方メートル)の返還が完了している。昨年7月に、韓米は50万平方メートルの敷地を今年上半期までに返還することで合意したが、その後の協議の進展については伝えられていない。今回の協議を通じて、5月末までに約29万平方メートルの追加返還に合意すれば、「上半期25%」返還計画が完了することになる。

 

今回の返還対象には、新庁舎南西の米軍の敷地の多くが含まれているという。特に、二村駅の前にある米軍基地13番ゲートから新庁舎までの進入路も返還される。新庁舎から13番ゲートまで直線距離で900メートルだ。

新庁舎に隣接した南西側の敷地の多くが早期に返還されれば、尹氏が執務室の周辺で国民と自由に意思疎通できる基盤づくりが可能になる。尹氏は執務室移転案を発表した際、「国防部の敷地と米軍基地返還の敷地をつなげて速かに公園を造成する」と明らかにした。


崔智善 aurinko@donga.com