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コロナ担当病床を縮小、選別診療所の迅速抗原検査も中止

コロナ担当病床を縮小、選別診療所の迅速抗原検査も中止

Posted April. 09, 2022 08:49,   

Updated April. 09, 2022 08:49

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新型コロナが落ち着きを見せる中、政府では「ポストオミクロン」対策を相次いで打ち出している。非常体制で運営されていたコロナ向け病床を段階的に減らし、生活治療センターと選別診療所の運営も縮小することにした。

中央災難安全対策本部(中対本)は8日、18日から段階的に新型コロナの重症病床7000床あまりを削減し、生活治療センターの運営規模を段階的に縮小する計画を明らかにした。同日基準で全国で運営している重症病床は計2万4618床で、稼働率は35%に止まっている。在宅治療が原則で、軽症や無症状患者が入所する生活治療センターは、稼働率が18%にまで下がった。ドヤ街や考試院の居住者、一人暮らしの老人など、在宅治療が難しい一部の患者のために、生活治療センターの一部だけを維持する計画だ。

11日からは、選別診療所で迅速抗原検査を行わない。60歳以上の高齢者は、従来のように選別診療所で遺伝子増幅(PCR)検査を受けることができるが、60歳未満は、町内の病院・医院でのみ新型コロナの検査を受けることができる。防疫当局は、ソウル高尺(コチョク)スカイドームのような室内スポーツ競技場の観客席でも、飲食を認める案も検討している。

防疫当局が医療体系をコロナ以前に段階的に戻そうとしている中、国立中央医療院は8日、記者懇談会を開き、「2年間、非常体制で稼動している公共医療機関の機能を回復させなければならない」と主張した。国立中央医療院によると、全国公共医療院が感染症専門病院として新型コロナ対応に投入され、2020年基準で入院患者数は前年比平均25.5%、外来患者は31.6%減少した。全国地方医療院連合会のチョ・スンヨン会長は、「既存の医療陣が離脱し、地方公共医療は『壊滅』を心配している状況だ」と述べた。

韓国国内の新型コロナの累積感染者は、9日0時基準で1500万人を超える見通しだ。先月23日に1000万人を超えて以来、17日ぶりに約500万人が追加された。8日午前0時基準で、新規の新型コロナの死者は373人で、3日連続で300人台を記録した。新規感染の規模は減ったものの、重症者や死者は減らない傾向が続いている。翰林(ハンリム)大学江南誠心(カンナム・ソンシム)病院感染内科のイ・ジェガブ教授は、「死者が300人以上出る状況が1、2週間以上続くだろう」と診断した。


イ・ジウン記者 イ・ジユン記者 easy@donga.com · asap@donga.com