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金広鉉がSSGと4年151億ウォンの契約、KBO史上最高額

金広鉉がSSGと4年151億ウォンの契約、KBO史上最高額

Posted March. 09, 2022 08:24,   

Updated March. 09, 2022 08:24

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最高の舞台を経験してきた最高のスターに最大の礼を尽くして迎えた。

SSGは8日、この2年間大リーグのセントルイス・カージナルスでプレーした左腕の金広鉉(キム・グァンヒョン)投手(34)と4年総額151億ウォン(年俸131億ウォン、オプション20億ウォン)で契約したと発表した。これは、ロッテの李大浩(イ・デホ=40)やKIAのナ・ソンボム(33)が並んで記録した過去最高額契約(150億ウォン)を超える金額だ。金広鉉は年平均32億7500万ウォンを受け取ることになるが、プロ野球史上初めて30億ウォンを超える年俸選手になった。

前日、SSGが韓国野球委員会(KBO)を通じ、メジャーリーブ事務局に金広鉉の身分照会を要請したことが知られ、金広鉉の国内復帰が秒読みに入ったという観測が出た。昨季終了後に自由契約選手(FA)資格を得た金広鉉は、メジャーリーグと選手会との労使交渉の決裂でロックアウトに突入し、新天地探しにも影響が出た。ロックダウンが長期化するにつれ、国内で調整を続けていた金広鉉は結局、国内復帰を選んだ。

2007年に新人ドラフト1次指名でSKに入団した金広鉉は、2019年まで通算298試合で136勝、77敗、2ホールド、1456奪三振、防御率3.27を記録した。チームを4度(2007、2008、2010、2018年)も韓国シリーズ優勝に導いた。金広鉉は契約後、ソーシャルメディア(SNS)のインスタグラムを通じ、「海外に進出した時、ファンから多くの声援と応援、激励をもらい、『本当に野球をしてよかった』と思った。これからは、その感動をお返しする準備をしたいと思っている。『本当に野球、SSG、金広鉉のファンになって良かった』と思ってもらえるよう、最善の準備と努力をして、結果で報いたい」と意気込みを語った。

SSGは、「秋信守(チュ・シンス=40)、崔廷(チェ・ジョン=35)と共に、今季に野球ブームが球都、仁川(インチョん)に吹く環境が作られた」と期待を示した。鄭溶鎮(チョン・ヨンジン)球団オーナー(新世界グループ副会長)はインスタグラムに金広鉉の契約写真を掲載し、「DJGSS」と書き込んだ。ファンたちはこれを「これで全ては終わった」と解釈した。外国人投手のフォント(32)、ノバ(35)、負傷から復帰したパク・ジョンフン(31)、ムン・スンウォン(33)に金広鉉まで新たに合流し、SSGは新シーズンリーグ最高水準の先発ローテーションを保有することになった。

金広鉉は、新型コロナウイルス禍の中で、MLBの初シーズンを短縮シーズンとして行い、数回補職が変わるなど紆余曲折を経験した。その一方で、2年間35試合に出て10勝7敗2セーブ104奪三振防御率2.97を記録した。米メディア「ファンサイデッド」のロバート・マレー氏はSSG復帰のニュースを伝えながら、「金広鉉は市場で最も低く評価されたFA投手」と評価した。

金広鉉は9日、仁川市江華郡(カンファグン)にあるSSGフューチャーズフィールドで行われているチーム練習(2軍)に合流し、本格的なシーズン準備に突入する。入団式は16日、仁川(インチョン)のあるホテルで行われる。背番号は29番そのままだ。SSGは金広鉉の帰りを待ちながらこの番号を残していた。


姜泓求 windup@donga.com