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「非合理的で気まぐれ」 米情報当局がプーチン氏の精神分析に着手

「非合理的で気まぐれ」 米情報当局がプーチン氏の精神分析に着手

Posted March. 03, 2022 08:32,   

Updated March. 03, 2022 08:32

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米情報当局が、ウクライナの全面侵攻にロシアのプーチン大統領の精神状態が背景にあるのか調べていると、CNNが1日(現地時間)、報じた。CNNが入手した報告書には、プーチン氏の行動が数日間、非常に予測不可能な状態にあるという内容が含まれている。

情報当局が調査に着手したのは、長くプーチン氏を観察してきた人々が、プーチン氏が過去よりも非合理的で気まぐれだと戸惑いを表したためだ。このような指摘が続くと、バイデン米政権の関係者らは最近、情報機関にプーチン氏の心境変化に関する情報収集を求めたという。

プーチン氏の変化に対する指摘は先月27日に始まった。元駐ロシア大使のマイケル・マクフォール氏は、「プーチン氏は変わった。現実とかけ離れて混乱している」と指摘した。クラッパー元国家情報長官も、プーチン氏が「不安定に見え、バランスを失ったようだ」と指摘した。マルコ・ルビオ上院議員は、「5年前とは別人」とし、「問題は深刻に見える」と話した。 

これと関連してNBCは、米情報当局が「プーチン氏が芳しくない戦況と制裁のため、内部の人々に怒り、怒鳴りつけたと伝えた」と報じた。この報告書の情報部員は、連邦捜査局(FBI)に、「プーチン氏が欧米の制裁に怒りを表わし、このため最近、事態が急変したとみられる」と伝えた。新型コロナウイルスの感染拡大で、プーチン氏の孤立が長期化し、判断に影響を及ぼしたという報告もある。


金民 kimmin@donga.com