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文大統領、「日本は歴史の前で謙虚に…先進国としてリーダーシップ持つことを」

文大統領、「日本は歴史の前で謙虚に…先進国としてリーダーシップ持つことを」

Posted March. 02, 2022 08:38,   

Updated March. 02, 2022 08:38

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、第103周年3・1節(日本統治下で起きた抗日独立運動を記念した日)を迎え、「歴史を直視し、歴史の前で謙虚にならなければならない」と主張した。「日本が先進国としてリーダーシップを持つことを心から願う」とも述べた。任期末まで韓日関係の膠着局面が続いていることに遺憾の意を表し、過去の問題に対する日本の責任ある反省を求めたとみられる。

文大統領は1日、ソウル西大門区(ソデムンク)国立大韓民国臨時政府記念館で行われた任期最後の3・1節記念演説で、「一時の不幸だった過去により時に悪化する隣国の国民の傷に共感できれば、日本は信頼される国になる」と述べた。また、「韓日両国の協力は、未来世代のための現世対の責務」とし、「いつも対話の扉を開けている」と対話の必要性も強調した。

南北関係については、「私たちの平和は脆弱だ。対話が途絶えたためだ」と診断した。そして、「私たちがより強くなるために必要なのは韓半島の平和だ」とし、「意志を失わなければ、対話と外交を通じて韓半島の非核化と恒久的な平和を成し遂げることができる」と述べた。さらに、「力で覇権を得ようとする自国中心主義もまた頭をもたげている。新冷戦の憂慮も大きくなっている」とし、ロシアのウクライナ侵攻も迂回的に批判した。また、「3・1独立運動の精神の教訓は、強大国中心の国際秩序に振り回されず私たちの歴史を私たちが主導していく力を持たなければならないということだ」と強調した。

文大統領の記念演説は原則的な水準にとどまった。韓日および南北関係に進展がない状況で、任期を2ヵ月残して具体的な解決策を提示するよりも、政府の基調だけを再確認したとみられる。記念式が行われた国立大韓民国臨時政府記念館は、独立有功者と独立運動史跡地の発掘などを目的に同日開館した。


パク・ヒョモク記者 tree624@donga.com