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「バットマンが完璧になる旅を期待してください」

「バットマンが完璧になる旅を期待してください」

Posted February. 21, 2022 08:10,   

Updated February. 21, 2022 08:10

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バットマンが帰ってくる。「トワイライト」シリーズの主役ロバート・パティンソン(写真)がバットマン(ブルース・ウェイン)役を演じて、ヒーローの世代交代を知らせた「ザ・バットマン」が来月1日、韓国で世界で初公開される。バットマンをワントップヒーローにした映画としては、クリストファー・ノーラン監督の「ダークナイトライズ」(2012年)以降、10年ぶりのことだ。ランニングタイムは176分で、3時間近くになる。

パティンソンは18日、韓国記者たちを対象に行われたテレビ懇談会で、「韓国ファンのバットマンへの愛情についてよく知っている、韓国で初めて公開することになったので、ほかの国にも確かに大きな影響を及ぼすと思う」と述べた。同日の懇談会には、マット・リーブス監督と悪党リドラー役のポール・ダノ、キャットウーマン役のゾーイ・クラヴィッツも出席した。

「猿の惑星」シリーズのリーブス監督が演出した「ザ・バットマン」は、「ゴッサム・シティ」のヒーローとして生きてから2年になった時点の初期のバットマンの物語を扱う。バットマンは、市長選挙を控え、謎の殺人鬼リドラーが繰り広げる高位層対象の連続殺人事件を追う過程で、「不都合な真実」を知り、復讐と正義の間で悩む。

リーブス監督は、「80年以上経った物語、伝説になったキャラクターで新しい映画を作るということは大きな挑戦だった」とし、「バットマンのスーパーヒーローの姿と、現実的な姿をバランスよく見せることに力を入れた」と話した。さらに、「キャラクターを白黒で明確に分けていない」とし、「(幼い頃、両親が殺害された後)トラウマに悩まされ強迫症状を見せるバットマンは、リドラーと鏡のようなキャラクターでもある」と説明した。

パティンソンも、「バットマンは自己統制を完璧にする人物だが、今回は完璧な水準に達していない状態で描かれている」とし、「バットマンが完璧になるまでの道のりを見せてくれる映画だ」と話した。

奉俊昊(ポン・ジュンホ)監督の次回作に出演することで知られるパティンソンは、同日、「奉俊昊」という名前が出るやいなや、口元に笑みが広がった。氏は、「奉俊昊監督の映画は、本当にすごい。彼と一緒に仕事ができて、本当にうれしい」と話した。

映画「オクジャ」に出演し、奉監督と縁ができたダノは、「韓国で撮影したことがある。韓国は本当に美しかった。韓国で映画を披露できることになり、とても期待している」と語った。


孫孝珠 hjson@donga.com