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米「ロシアは五輪中、明日にもウクライナ侵攻の可能性」

米「ロシアは五輪中、明日にもウクライナ侵攻の可能性」

Posted February. 08, 2022 09:22,   

Updated February. 08, 2022 09:22

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米政府が、中国の北京冬季五輪が閉幕(20日)する前、ロシアがウクライナに侵攻する可能性があると明らかにした。ロシアは、ウクライナの国境沿い20~30キロの地点まで軍を終結させるなど、冷戦終息後、最大の兵力を展開していることが明らかになった。

 

サリバン大統領補佐官(国家安全保障担当)は6日、米ABC、FOXニュースなどに出演し、「ロシアは明日にもウクライナに侵攻する可能性がある」とし、「北京五輪が終わる前の軍事的侵攻の可能性に備えなければならない」と述べた。ロシアは2008年8月8日、北京夏季五輪の開幕日に、北大西洋条約機構(NATO)加盟をめぐって対立したジョージア(旧グルジア)に侵攻した。今回も五輪に世界が注目していることを利用して、ウクライナに侵攻する可能性があるということだ。米情報機関も3日、米議会にロシアが今月中旬から来月までをウクライナ侵攻の適期と見ていると報告した。

米CNNは6日、米宇宙技術会社マクサー・テクノロジーズ(Maxar Technologies)が前日撮影した衛星写真を分析した結果、ロシア軍がベラルーシを横切って、ウクライナとの国境から32キロ以内の所にテントを大量に設置したことが明らかになったと報じた。ベラルーシ・ルニネツの飛行場にロシア軍の地対空ミサイルシステム「S400」と15機の戦闘機「スホーイ(Su)25」が配備されたほか、ウクライナとの国境から約20キロ離れたイェルスクでは、核弾頭搭載が可能な最新鋭の弾道ミサイル「イスカンデル」と数十台の多煙装ロケット発射台も確認された。ここからウクライナの首都キエフまでは290キロしか離れていない。侵攻が差し迫っているのではないか懸念されると、CNNは報じた。

一方、サリバン氏は、中国の習近平国家主席がプーチン大統領との首脳会談でロシア支持を宣言したことと関連して、「中国が(ロシアの侵攻を)支援するなら、中国も代価を支払わなければならない」と警告した。アディエモ米財務次官も同日、CBS番組に出演し、「プーチン大統領の側近エリートとその家族は、米国と欧州に投資している」とし、「ロシアがウクライナに侵攻すれば、彼らは国際金融システムから遮断されるだろう」と指摘した。


金潤鍾 zozo@donga.com