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バイデン大統領、東欧に米軍3千人を増派

バイデン大統領、東欧に米軍3千人を増派

Posted February. 04, 2022 11:14,   

Updated February. 04, 2022 11:14

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バイデン米大統領が2日(現地時間)、ロシアのウクライナ侵攻に備えて最精鋭の空挺部隊とストライカー(stryker・迅速対応装甲車)部隊で構成された米軍部隊3千人をポーランドやルーマニアなど東欧に派遣すると発表した。ロシアのプーチン大統領が戦争の可能性に触れると、バイデン氏が直ちに米軍部隊の派遣で対抗し、米ロ間の武力対立が本格化している。

 

米国防総省のカービー報道官は同日、「バイデン大統領は、欧州の安保、安定への脅威が大きくなれば、米国が対応に出ることを明確にしてきた」とし、「米国は非常事態に備えて近くルーマニアとポーランド、ドイツに部隊を増派する計画だ」と明らかにした。

 

このため米国は、ドイツ米軍基地の1千人のストライカー部隊をルーマニアに派遣する。同部隊は、ルーマニアに駐留中の米軍部隊900人と合流し、ロシア軍の侵攻に備える。また、米国はノースカロライナ州陸軍基地フォート・ブラッグに駐留する第82空挺師団など部隊2千人をポーランド(1700人)とドイツ(300人)に派遣することを決めた。第82空挺師団は、湾岸戦争やイラク戦争など米国が行った戦争に投入された米軍の最精鋭部隊。

これに対して、ロシアのグルシコ外務次官は、「この破壊的な措置は軍事的緊張を高め、政治的な決定の幅を狭める」と批判したと、インタファクス通信が伝えた。


金潤鍾 zozo@donga.com