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ディズニー創業者の孫娘、「ディズニー社は米国の不平等の中心」

ディズニー創業者の孫娘、「ディズニー社は米国の不平等の中心」

Posted January. 25, 2022 08:23,   

Updated January. 25, 2022 08:23

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米ウォルト・ディズニー社の創業者、ウォルト・ディズニーの孫娘が、ディズニーの低賃金を批判するドキュメンタリー映画を作った。米紙ニューヨーク・タイムズは23日(現地時間)、アビゲイル・ディズニーさん(写真)が共同制作した映画「アメリカンドリーム・アンド・アザー・フェアリー・テイルズ」が、米サンダンス映画祭で上映されると報じた。アビゲイル氏は、1923年にディズニー社を共同創立したウォルト・ディズニー兄弟の兄のロイ・O・ディズニーの孫娘。

 

映画の主人公は、米カリフォルニアのディズニーランドの職員4人。物価が上がる状況で最低賃金水準の時給15ドルで働く人たちの苦しい生活事情を盛り込んだ。

2018年にディズニーのロバート・アイガー最高経営責任者(CEO)は、6560万ドル(約782億ウォン)の報酬を受け取った。アビゲイル氏は、アイガー氏に職員の給与問題を提起した。しかし、アイガー氏からメールで素っ気ない返事を受け取り、この問題を映画化することを決心した。アビゲイル氏は、「職員が食事もままならない状況なのに、最高経営責任者が1年に6千万ドル以上を受け取ることは理解できなかった」とし、「ディズニー社は米国の不平等の中心」と批判した。

 

論議が大きくなると、ディズニーは職員の賃金を平均16%引き上げ、巨額の報酬を受け取っていたアイガー氏は2020年に退任した。


李知訓 easyhoon@donga.com