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金鎮煜公捜処長、公捜処創設1周年で「不十分だった点、申し訳ない」

金鎮煜公捜処長、公捜処創設1周年で「不十分だった点、申し訳ない」

Posted January. 22, 2022 08:20,   

Updated January. 22, 2022 08:20

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高級公職者犯罪捜査処(公捜処)のトップ、金鎮煜(キム・ジンウク)処長が21日、公捜処創設1周年の記念式典で、「処長として事件の立件に関与しないことで、事件を立件を取り巻く(政治的)中立性に関する議論が起こらないようにする」と述べた。

金処長は同日午後、政府果川(クァチョン)庁舎内にある公捜処本部で開かれた記念式典で、「公職社会の腐敗一掃と権力機関の牽制に対する国民の熱望と期待を反芻し、初心に立ち返る。国民の目線に合わず、不十分だったことを申し訳なく思う」と述べた。

金処長は、「公捜処が人権を保障する捜査を志向しながらも、事件を選別立件する制度を採択してきたが、いくつかの事件においては立件の段階から中立性・独立性を巡る議論が巻き起こしたことを遺憾に思う」とし、「政治的意図を持って選り分けて立件しているという疑いを払拭するためには、公捜処長が事件を選別して立件するようにしたシステム自体を変える必要があるという結論に達した」と話した。公捜処が昨年、最大野党「国民の力」の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領選候補を狙った事件を相次いで立件して議論が巻き起こったことを意識し、そうしたシステムを改善する意向を示したものだ。

金処長はまた、最近、公捜処が報道関係者などの通信記録を大量に照会したことが判明し批判を浴びたことについても、「もし成果を出すために急いだのではないか、照会範囲が行き過ぎたのではないか振り返りながら、今後の捜査において人権侵害と批判されることがないよう、さらに注意したい」と強調した。検察など他の捜査機関との関係についても、「相互牽制と葛藤★の側面だけが過度に浮き彫りにされのではないか省察し、相互協力すべきことは協調する共存関係に発展させていきたい」と述べた。

この日の式典は、処長と次長ら公捜処の検事28人が出席した中、非公開で行われた。各種議論を巻き起こして廃止論まで浮上している中で迎えた「憂鬱な1歳の誕生日パーティー」との見方もある。


コ・ドイェ記者 yea@donga.com