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全豪OP参加のジョコビッチ、「ワクチン接種記録がない」として入国拒否

全豪OP参加のジョコビッチ、「ワクチン接種記録がない」として入国拒否

Posted January. 10, 2022 08:33,   

Updated January. 10, 2022 08:33

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「昨年12月16日(現地時間)、新型コロナウイルス感染症と診断された。これを根拠にワクチン接種免除許可を受けたのだ」

男子テニス世界ランキング1位のノバク・ジョコビッチ(35=セルビア)の弁護団は8日、こういう内容を盛り込んだ資料を豪州連邦裁判所に提出した。全豪オープン男子シングルス4連覇を狙うジョコビッチは、17日に開幕する今大会を控えて5日、豪州に到着したが、ワクチン接種の記録がないとして入国を拒否された。ジョコビッチは、「大会組織委員会からワクチン接種免除許可を受けた」と抗議したが、豪州出入国管理事務所は「連邦政府レベルでこれを認めるだけの証拠資料が足りない」としてビザを取り消した。

豪州に入国しようとする満12歳以上の外国人は、少なくとも2回以上のワクチン接種を受けるか、ワクチン接種免除の許可を受けなければならない。最近6ヵ月以内にコロナ感染判定を受けた場合、免除許可の対象になる。結局隔離施設に滞在しながら訴訟を起こしているジョコビッチは「コロナに感染して1ヵ月も経たないため体に抗体があるだけにワクチン接種免除の事由を満たしている」と主張しているのだ。

しかし、ジョコビッチは感染確定した後もマスクをつけずに各種行事に参加した場面が写真に残っていて問題になっている。昨年12月16日には、自分の姿が入った切手発行行事に参加し、翌日には(セルビアの首都)ベオグラードでテニス協会が主催した行事に参加し、ユース選手たちと一緒に時間を過ごしたこともある(写真)。

ジョコビッチはテニス界の代表的なワクチン懐疑主義者で、2020年にもコロナ禍で男子プロテニス(ATP)がツアー日程を中断すると、親交のある選手を集めてチャリティー大会の「アドリアツアー」を開催したが、それから10日後にコロナ陽性判定を受けたことがある。

一方、全豪オープン女子ダブルスに出場しようとしたが、ジョコビッチと同じ理由で入国を拒否されたレナータ・ボラチョーバ(39=チェコ)は訴訟の代わりに出国を選択した。


黃奎引 kini@donga.com