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「韓国1人当たりのGDPは2027年に日本を抜く」 日本の研究所が報告書で予想

「韓国1人当たりのGDPは2027年に日本を抜く」 日本の研究所が報告書で予想

Posted December. 17, 2021 08:27,   

Updated December. 17, 2021 08:27

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韓国の一人当たりの国内総生産(GDP、名目基準)が、2027年に日本を追い越すとの見通しが日本経済研究所から出た。一人当たりのGDPは、国民個人の富を表す指標だ。

日本経済新聞系列経済研究所の日本経済研究センターは15日、報告書「アジア経済中期予測」を発表し、韓日の1人当たりのGDPが2027年の約4万5000ドル(約5300万ウォン)の地点で韓国が初めて日本をリードするだろうと予測した。2035年に韓国の1人当たりのGDPは6万ドルを超える一方、日本は5万ドルをやや上回ると予想された。

昨年の1人当たりの名目GDPは、日本が3万9890ドルで韓国(3万1954ドル)より25%高い。しかし、2025年までに韓国は年6.0%伸びるが、日本は年2.0%の成長にとどまると予想された。

韓日間でこのような差があるのは、両国の労働生産性が異なるためだ。2030年までに韓国の労働生産性の伸び率は、1人当たりのGDPを4ポイント引き上げるのに対して、日本は2ポイント程度引き上げるものと分析された。日本経済研究センターは、「日本の労働生産性が低い理由は、デジタル改革で遅れをとっているためだ」と診断した。

一方、中国の名目GDPは2033年、米国を初めて上回るものとみられるが、2050年に米国が再び中国を追い越すものと予想された。中国政府が民間企業に対する規制を強化するので、生産性が鈍化し、人口減少による労働力不足が中国成長の足を引っ張るものとみられる。


東京=パク・ヒョンジュン特派員 lovesong@donga.com