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「謝罪リレーの大統領選」、候補や家族の道徳性巡る議論相次ぐ

「謝罪リレーの大統領選」、候補や家族の道徳性巡る議論相次ぐ

Posted December. 17, 2021 08:29,   

Updated December. 17, 2021 08:29

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与党「共に民主党」の大統領選候補、李在明(イ・ジェミョン)氏と保守系最大野党「国民の力」の大統領選候補、尹錫悦(ユン・ソクヨル)氏が自身と家族の道徳性を巡る議論で連日頭を下げている。大統領選を83日後に控え、政策競争を行うどころか、候補本人や家族の過ちに対する「謝罪リレー」を続けているのだ。

李氏は16日、長男(29)の常習的賭博疑惑を認めて謝罪した。李氏は、長男が2019年から昨年までオンライン賭博サイトなどで常習的に賭博をしたという疑惑が提起されると、これを認めて「子どもを教育する親として誠に申し訳ない」と謝罪した。李氏は、不法賭博と関連して、「刑事処罰の事由になるなら、当然選択の余地なく責任を負わなければならない」とも述べた。李氏はこれまでにも、「義理姉への暴言」や甥の殺人事件の弁論など自身と親戚に関連して数回謝罪している。

尹氏も同日、妻のキム・ゴンヒさんの虚偽経歴疑惑と関連して、「国民が期待する水準に及ばない点に対しては私も妻も申し訳ない思いだ」と話した。ただし尹氏は、「内容がもう少し明らかになれば、ちゃんとお詫びしたい。よく分からないまま謝罪するのはどうかと考える」と述べた。公式の謝罪は、事案をもう少し明確に把握した後にするということだ。

候補や家族をめぐる泥沼の争いに対して、野党「正義党」は「巨大二党を代表する候補に対する疑惑と議論は、韓国社会の既得権の倫理と道徳の実体を物語る」とし、「残された疑惑も一つ一つ明らかにすることが『支離滅裂な大統領選』を終わらせる唯一の方法」と批判した。


クォン・オヒョク記者 ユ・ソンヨル記者 hyuk@donga.com·ryu@donga.com